ルーベンス展@国立西洋美術館:混雑状況と限定グルメレビュー

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ルーベンス展、初日の混雑状況

本日から開催のルーベンス展(公式サイトはこちら)に行ってきました。朝9時半頃、国立西洋美術館前に到着。先々週、フェルメール展ではものすごい長蛇の列だったので、今回も行列を覚悟して臨みましたが、思ったより並んでおらず、すんなりと入れました。朝9時半の時点で行列はざっと100人くらい並んでいたかなという感じです。

館内入って地下に下りる企画展の入り口に、フランダースの犬でおなじみのアントワープ大聖堂内部の大画面映像があります。臨場感溢れる映像でしばし見入ってしまいました。フランダースの犬の主人公ネロが虜になった「マリア被昇天」や、「キリスト昇架」、「キリスト降架」が大画面で再現されており圧巻です。どうやらこの映像を見るために人が滞留するらしく、映像を写している大画面の前に人が溢れないように企画展入り口で入場制限をかけていました。ただ、ひとたび中に入ってしまえば、企画展展示スペースが割と広いので、それほど混雑はありませんでした。

昼頃鑑賞を終えて出てきた時も、当日券の販売ブースや企画展入口に行列はなく、平日昼間ならゆったりと鑑賞できそうでした。

ルーベンス展コラボメニューを楽しむ

ルーベンス展の感想は別記事にまとめましたが、鑑賞後、ちょうどお昼時となったので国立西洋美術館のカフェすいれんで腹ごしらえを…と思ったら、ルーベンス展限定メニュー「ワーテルゾーイ」が!早速注文。

前菜はサラダ、メインがチキンのクリーム煮=ワーテルゾーイでした。このワーテルゾーイ、単なるクリーム煮ではなくすごい濃厚なんです。おそらくバターや生クリームだけでなく、卵黄も入っているからかと。加えて、チーズのコクもプラスされていてさらに食べごたえがある仕上がりになっています。お皿の周りにパルメザンチーズがかかっており、お好みでソースに足すことができるほか、チーズがのったベイクドポテトも入っているのでとても濃厚。満足度高いです。デザートにはメロンパン生地が使用されたババロアもついてます。大満足のランチでした。

ちょっとカロリーが高そうなベルギーの郷土料理、ワーテルゾーイを食べてみて、ルーベンスにまつわるある逸話を思い出しました。今回の展覧会にも出展されているのですが、ルーベンスが描く女性ヌードは「ふくよかだ」と時折揶揄されることもあったそうです。それに対してルーベンスは「フランドル地方は食事が良いんですよ!」と返していたらしいのですが、今回食べてみてちょっと納得。とても美味しいうえに、これだけ濃厚な、動物性脂肪たっぷりの食事を食べていたら、確かにふくよかになるかも…と思った次第です。

美術展とのコラボグルメ、初めて食べてみたのですが、いいですね。食文化からアートが生まれた背景をあれこれ妄想するのも面白いです。こちらのコラボメニューは1日20食限定とのこと。興味のある方はお早めに。

さて、肝心のルーベンス展の内容について。監修者の1人であるイタリアのバルベリーニ宮国立古典美術館館長、アンナ・ロ・ビアンコ先生の講演会が国立西洋美術館で開かれ、幸運にも聴講できたので、先生が解説されていたルーベンス展の見どころについてまとめました。宜しければこちらもどうぞ。↓

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