GOOD DESIGN Marunouchi:デザインアワード受賞作品を見て試せる、ありそうでなかった展示スペース

丸の内に用事があり、ブランドショップが立ち並ぶ丸の内中通りを東京駅から有楽町方面へ向かって歩いていたときのこと。ちょうど日没後で、レストランやブティックのやわらかい間接照明と木々を彩るイルミネーションがきれいだったのですが、そんななか煌々と真っ白に照らされた場所が異彩を放っていました。

パッと見た感じ家具メーカーのショールームのように見えたのですが、看板を見ると「GOOD DESIGN Marunouchi」とあり、グッドデザイン賞(https://www.g-mark.org)のロゴがありました。グッドデザイン賞といえば、日本でもっとも権威あるデザインアワードのひとつ。入場無料、撮影OKと書いてあったので立ち寄ってみることにしました。(※展示は早くて1〜2週間単位でこまめに変わります。公式サイトで実施中の展示内容をチェックしてから行かれることをお勧めします)

この日は2019年にグッドデザイン賞を受賞した作品の数々が展示されていました。丸の内という土地柄、オフィス用品の展示となっており、オフィス家具や文房具、キーボードなどがずらり。

この展示スペースが斬新だったのは、①企業横断的に受賞作品が見られることと、②実際に試せるところ。デザインアワード受賞作品だけを集めた展示スペースって、なかなかありそうでなかったような気がします。好みのオフィス家具や文房具を探すために東急ハンズへ行ったとしても、そこにはグッドデザイン賞の受賞作品すべてが集められているわけではありません。たとえば無印良品の受賞作品は、基本的に無印良品の店舗へ見に行かなければならないので、受賞作品すべてを俯瞰したくてもなかなか面倒で難しい。でもここなら、受賞作品を企業横断的に見られるのでとても効率が良いのです。

また、実際に試せるのもイイ。椅子に座ってみる、キーボードを叩いてみる、テープのりを使ってみる…なんてこともOKです。使ってみないと良さが体感できないものってありますよね。たとえばトンボ鉛筆のテープのり「ピットエアー」。見た目は従来のものと変わらないので、「どのへんがグッドデザイン賞なの?」と思ったら、操作性と音でした。軽い力で引けるのと、テープのりを使うときに鳴る「カタカタカタ…」という音がほとんどしないのです。

受賞作品のそばに従来品もあるので、両方試してみると違いは明らか。たいして力を入れなくても引けますし、まったく音がしません。静まりかえったオフィスでテープのりを使うとき、やたらとカタカタ音がして周りに気を遣うことってありますよね。わたしは常々「音が出ないテープのりがあればいいのに…」と思っていたのですが、そのニーズに見事に応えてくれていました。良い製品だったので帰宅してから購入してしまいました。

こちらは世界的なプロダクトデザイナー、佐藤オオキさん率いるデザインオフィス nendo とコクヨ株式会社のコラボレーションで生まれた GLOO。接着用の文房具です。

見た目のミニマルなデザインもさることながら、機能性もバッチリ。紙のカドまでしっかりのりづけできる四角いスティックのり、片手でもセロテープがカットできるテープカッターなどなど。

特にスティックのりは目からウロコでした。従来のスティックのりは円筒形のものばかり。スティックのりの用途でいちばん多いのは四角い紙を貼りつけることなのに、なぜかのり本体の断面が円形なので紙のカドまで塗れず、紙の四隅が浮いてしまう…。こんな経験ありませんか?その点 GLOO のスティックのりは、のりの断面が四角形なのですみずみまで塗れます。さらに四角いので机から転がり落ちることもありません。デザインと機能性が両立していてイイ!2020年1月24日には GLOO スティックのり(シワなくキレイ)が発売されるそうなので、購入しようと思っています。

GOOD DESIGN Marunouchi はデザインの最先端が垣間見える場所でした。無料で入れますし、東京駅周辺へ行くことがあればまた立ち寄ってみたいと思います。

GOOD DESIGN Marunouchi

公式サイト:https://www.g-mark.org/gdm/index.html