トーハクでゆるキャラ夢の競演に出会った話

現在開催中の「出雲と大和展」を観るために、上野の東京国立博物館へ行ったときのこと。この日はあいにく朝から冷たい雨が降っており、雨が弱まるのを待って家を出たはずが、上野駅についてみるとここではまだ本降り。駅からトーハクまではそこそこの距離がある。その道すがら、ところどころにできている水溜りをなんとかよけながら歩いた。が、その努力もむなしく、靴はもちろん靴下まで冷たい雨水がしみこむ。すぐに雨は止むだろうと思い、うっかりレインブーツで来るのを忘れてしまったのが敗因だった。「あ〜なんでこんな日を選んでしまったんだろう…」と後悔しつつ、トーハクに着いた頃には、すっかりテンションは最低レベルまで下がってしまっていた。

門を通り、特別展の会場である平成館まで足を運ぶ。トーハクは内部も広いので、敷地内でもさらに歩く。晴れている日なら楽しく散歩できるこの距離も、寒さ&雨のダブルパンチではひたすら辛い。ようやく平成館に着き、傘をまとめて傘立てに置く作業だけでも手がかじかむ。コートに付いた雨水を拭きつつ、濡れた手でチケットを出そうとすると、チケットが雨水でふにゃふにゃになってしまった。あ〜もう。やっぱりこんな日に来るんじゃなかった…と思いつつも、会場へ向かうエスカレーターに乗ろうとしたその時、

「しまねっことせんとくんが来てくれました〜!お写真をお撮りいただけま〜す!」

という声が聞こえたので振り向くと、ほんとに「しまねっこ」と「せんとくん」がいた。「特別展 出雲と大和」にちなんで遠路はるばる来てくれたみたい。

おおっ。島根県&奈良県のゆるキャラなんて、なかなか東京で会えないのでは?!と思い写真を撮っていると、さらにトーハクのゆるキャラも来た。「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」。ゆるキャラ4名、夢の競演。

わたしはトーハクの年間パスポートを買ってしまったくらい、ここにはかなりの頻度で通っているのだけれど、このふたりに会ったのは初めて。ここぞとばかりに写真を撮ってふれあっていると、スタッフの方から名刺をいただいた。


名刺を見てびっくり。まさかトーハクくん&ユリノキちゃんの名刺だったとは。「えっ、名刺あるんですか?」と訊いてみると「ハイ、広報大使なんで(キリッ)」とのこと。ヘ〜、最近のゆるキャラは名刺を持っているのか〜と思ってよくよく見ると、トーハクくん&ユリノキちゃんの意外な本名が明らかに。トーハクくんの本名ってアズマヒロシさんだったのか。風貌とのギャップが…。そしてユリノキちゃんは苗字が「ノキ」で名前が「ユリ」だったとは…外国人風?このふたりは一体どういう素性なの?と思ってトーハクの公式サイトをみると色々と設定が。トーハクの遊び心いいなぁ〜!

それにしても、ゆるキャラを見ているとそれぞれキャラクターに個性があっておもしろい。しまねっこはかわいい系、せんとくんはクール系。トーハクくんはやんちゃボーイ、ユリノキちゃんはしっかり者(でもイケメンにはめっぽう弱い)という感じに。しゃべらないのに性格が伝わって来るので、中の人は相当訓練しているんだろうなあ…。ちなみにトーハクくんのダンスはキレッキレ。

ともかく、ゆるキャラ夢の競演のおかげで、雨だとか、靴が濡れて気持ち悪いとか、チケットが雨水でふにゃふにゃになったとか、そんなことはどうでも良くなり、本来の目的である展示を楽しく見て回ることができた。ゆるキャラの癒し効果は絶大。もう、「雨の日はゆるキャラに会えますよ」みたいなイベントがあれば雨天でも嬉々として来てしまうかも。そんなことを考えつつ、展示を楽しんでから外へ出ると、雨は上がり晴れ間が出ていた。

※ちなみにトーハクくん&ユリノキちゃんの登場は、トーハク広報室のツイッター公式アカウント(https://twitter.com/TNM_PR)で予告されているようです。結構直前の予告が多い…運が良ければ会えるかも?!