彫刻の森美術館の足湯&カフェが、おもてなし精神全力投球で尊い。

足湯がある美術館ってアリなんだ…!

美術館というと、作品保護のために水関係のものは厳禁!というイメージが強いです。ふつう美術館の展示室では飲食禁止が当たり前。展示作品を守るために展示室内の温度・湿度は厳格にコントロールされ、展示室内の環境を一定に保つため、混雑時は来館客の入場制限が行われたりもします。湿度や水は作品の大敵なので、徹底排除の方向なんですよね。そんな美術館の常識を打ち破ってくれるのが、無料で楽しめる温泉足湯を提供している彫刻の森美術館です。

初めて見たときは、えええ~美術館に足湯って作れるんだ?!と衝撃でした。そうか、屋外展示だし展示作品との距離をおけば足湯も作れるのか~、と後から納得。さっそく体験してみると、そのおもてなし精神に驚きました。
まずこちらの足湯、敷地内を一周する散策コースの折り返し地点に作られており、疲れた足を休めるベストな場所にあります。そして箱根ならではの源泉かけ流し。このご時世、密にならないように間隔をおいて腰掛けられるようになっています。

温度は40度ほど。温まってくると足の血行が促進され、疲れが和らぎます。そして底には小石が埋め込まれており、立ち上がって足踏みすると、足つぼが刺激される仕様。なんときめ細やかなホスピタリティ精神。よし、足つぼを刺激するぞ!と立ち上がると、場所によってはかなり痛い…!体のどこかに不調があるのか…?まさか美術館の足湯で健康チェックができるとは。

そして設計が秀逸です。足湯に浸かりながら、芝生に点在するアート作品を眺められるようになっているんです。

彫刻の森美術館「幸せをよぶシンフォニー彫刻」外観(ガブリエル・ロワール作)

彫刻の森美術館「幸せをよぶシンフォニー彫刻」外観(ガブリエル・ロワール作)

こんな贅沢な体験はなかなかできないのではないでしょうか。

箱根の施設で足湯があるのは当たり前でも、美術館に足湯があるというのは本当に画期的です。

作品鑑賞ができるカフェ&丸太広場キトキ

足湯のそばにつくられているのが、ミュージアムカフェである「The Hakone Open-Air Museum Cafe」。飲み物や軽食をとりながら休憩できる場所ですが、窓際の席が秀逸です。席について庭園を眺めると、そこにも作品が展示されているんです。

ミュージアムカフェからの眺め。屋外の作品は「うつろひ」(宮脇愛子作、1981年)

ミュージアムカフェからの眺め。屋外の作品は「うつろひ」(宮脇愛子作、1981年)

えっ、食事しながら作品見ていいんですか…?!なんと寛大な美術館であることか…。休憩中でも展示から切り離されることなく、シームレスにアートを楽しめる。そんな彫刻の森美術館のホスピタリティが本当にすごい。

カフェの2階には、「丸太広場キトキ」があります。ここは箱根の間伐材を使用したテーブル&ベンチが並ぶ休憩スペースで、飲食OKです。そしてやっぱりただの飲食スペースにしないのが、彫刻の森美術館のおもてなし精神。休憩スペースといえども様々なイベントや展示の舞台になっており、作品が展示されているのでそれらを楽しみながら飲食できてしまうんです。わたしが訪れたときは「mt art project at THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM」(2020年11月8日まで)が開催されており、マスキングテープで製作された作品がずらり。

丸太広場 キトキ(カフェ2階)

丸太広場 キトキ(カフェ2階)

マスキングテープでここまでできるのか!!と圧倒されました。
そしてここには、充電スペースが設けられているのもうれしいところ。わたしは美術館の写真を撮りすぎてバッテリーが少なくなっていたので、ありがたく利用させていただきました。

アート&設備面でのおもてなし精神ダブルコンボ。これを超える施設はないんじゃないでしょうか。尊い…。

彫刻の森美術館

所在地:〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
公式サイト:https://www.hakone-oam.or.jp
      入館料が100円引きになるオンラインチケットはこちらから

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