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仕事でデスクワークが続くと、日常的に運動不足になってしまいがち。そこで美術館へ行くついでにウォーキングができないかと考えていました。オフィス街から離れた自然豊かな場所を探したところ、東京都世田谷区の五島美術館が広い庭園を備えていて良い、という情報を得たので行ってみることにしました。そこから多摩川河川敷方面へ歩いてみたところ、ほどよいウォーキングとなり、運動不足を解消しつつ美術館や眺望も楽しめる理想的な散策コースでした。
五島美術館で東洋美術と日本庭園を堪能
東急グループの貴重な美術コレクション
まずは東急グループの創立者である五島家のコレクションを公開している五島美術館へ。東急大井町線上野毛駅が最寄りですが、二子玉川駅からも歩けます。
ここは平安時代に描かれた源氏物語絵巻と紫式部日記(いずれも国宝)を収蔵していることで有名ですが、そのほかにも日本画・中国画、書、茶道具など多岐に渡る美術品を所蔵しており、年に数回展示替えをしながらコレクションが公開されています。
※国宝の源氏物語絵巻や紫式部日記は常設展示ではなく、年1回程度の限られた期間での展示です。展示スケジュールの詳細は公式サイト(https://www.gotoh-museum.or.jp/index.html)から。
展示室は2室のみと少ないですが、私が訪問した際には、日本画の巨匠、横山大観、下村観山、川合玉堂、上村松園、棟方志功…など錚々たる画家の作品が展示されていました。さすが東急グループ。そして、どれも保存状態が良いんですよね。五島家で大切に保管されてきたことが伺えます。
広大な庭園は、もはや森林
五島美術館は多摩川を臨む台地のヘリに作られており、台地の崖の斜面を利用して高低差のある庭園が作られています。庭園を一周するだけで15分〜20分程度かかります。なんという広さ。庭園の入口で地図を渡されますが、確かにこれは地図がないと迷うわ…。広大なうえに木々が鬱蒼と茂っていて、自分の位置がわからなくなります。
案内図に注意事項が書いてあり、「基本的に『崖』ですので、『健脚コース』であることにご留意ください。」「高低差は35mあります」との記載が。それもそのはず、周囲は庭園というよりは森林の中。急な崖につくられた石段を降りて登ってと、一周するのもちょっとした山登り。ヒールの靴では無理なレベル。ここ本当に都内?
台地の上には芝生の広場があり、天気が良ければここから富士山が見えることも。多摩川を眼下に眺める眺望が楽しめます。
高低差があるので、この庭園を一周するだけで少し息が切れるほど。かつての所有者であった五島慶太郎氏も、足腰の鍛錬のためにこの庭園を散策していたのだとか。森林浴しつつ、この庭園を歩くだけで運動不足解消になりリフレッシュできます。
五島美術館から二子玉川公園を目指す。多摩川河川敷のパノラマ眺望を楽しむ。
五島美術館を出て多摩川へ向かって歩くと、台地から平地へ降りるので急な坂を下ります。これも良いウォーキング。すると急に目の前が開けて、多摩川河川敷にある二子玉川公園と丘の上に佇むスタバが。(スターバックスコーヒー二子玉川公園店)
ここからの多摩川の眺望は最高です。振り返ってみると、、五島美術館の建つ台地が見えます。高いビルもなく、空が広く、このスタバのテラス席でしばしくつろいでみましたが、この眺望。視界が広い!
日頃の嫌なこともすっかり忘れてしまいそうです。近くには藤棚で木陰を作ってあるベンチなどもあるので、店内が満席でも周辺でくつろぐことができます。どうせ同じ金額を払ってスタバへ行くなら、オフィス街の狭い店舗ではなくこういうところでゆったりと楽しみたい。
大井町線上野毛駅→五島美術館(館内+庭園)→二子玉川公園→二子玉川駅のウォーキングに加えて、自宅の最寄り駅への往復だけで歩数が1万歩を超えていました。特に五島美術館で、高低差のある庭園を回ったことが貢献しているかなと。運動不足解消とリフレッシュにおすすめの世田谷散歩コースです。自然の中で仕事の疲れを抜きつつ、運動不足を解消するのにオススメ!お天気の良い日にぜひ。
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25
公式サイト:https://www.gotoh-museum.or.jp/index.html
※ぐるっとパスの提示で入場無料になります。