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日頃の疲れを癒すべく、親子で温泉と大自然を満喫しようと箱根・強羅への旅を計画。そこで重要になってくるのが宿選びです。立地、食事、サービス、温泉…宿を選ぶポイントはいろいろありますが、子連れで行くとなると選び方も変わってきます。我が家は今回、2019年9月オープンの「箱根 ゆとわ」に泊まってみたのですが、これが大正解。子連れにありがたいポイントをまとめておきたいと思います。
Index
1.立地が最高!強羅駅&彫刻の森美術館に徒歩5分
2.無料の貸切風呂で、気兼ねなく温泉を堪能
3.低床ベッドで添い寝も安心
4.中庭の足湯と焚き火で、グランピング気分を堪能
5.広い共用スペースで、館内だけでも飽きずに滞在できる
6.食事もオールインクルーシブで、追加料金を気にする必要なし
箱根ゆとわ に子連れで泊まるメリット
1. 立地が最高!強羅駅&彫刻の森美術館に徒歩5分
とにかく子連れで大変なのが、移動時間。大人にとっては移動も含めていい旅・夢気分でも、子供にとっては退屈な時間でしかありません。移動の間の暇つぶしグッズを用意するなど、子連れ旅行での移動はとても大変です。箱根観光の目玉のひとつは大涌谷や芦ノ湖での海賊船などですが、その拠点となるのは強羅駅です。ここからケーブルカー&ロープウェーへアクセスするので、強羅駅へのアクセスの良さは移動時間の削減につながります。
箱根ゆとわ は強羅駅から徒歩5分。しかも坂道の多い強羅エリアにもかかわらず、駅まで平坦なので抱っこ紐やベビーカーでもラクに行けます。
そして、子連れ観光で外せないスポット、彫刻の森美術館へも徒歩5分(こちらも平坦)です。ちょうど彫刻の森美術館と強羅駅の中間にあるんです。彫刻の森美術館でめいっぱい遊ばせて、子供が疲れて寝てしまっても、バスや電車を待つ必要がなく、宿まで連れて帰るときのストレスが少なくすみます。これはありがたい。
2. 無料の貸切風呂で、気兼ねなく温泉を堪能
せっかく箱根に来たのだから、温泉も存分に楽しみたいですよね。でも子連れで大浴場を利用していると、他の方に迷惑をかけてはいけないと気を遣い、親が十分にリラックスできないことも多々あります。そんな時に助かるのが貸し切り風呂。家族で入れるので複数の大人で子供の面倒をみれますし、他のお客様がいないので子供が迷惑をかける心配がなく、気疲れしなくて済みます。この貸し切り風呂、箱根ゆとわ では無料で利用できるんです。(利用時間は1回正味45分)当日チェックイン時に予約する形になるので、忘れずに予約しましょう。我が家はチェックイン日の朝10時頃、荷物を預ける際に予約しました。早めの予約がお勧めです。
3. 低床ベッドで添い寝も安心
子連れで泊まる時に気になるのが、ベッドの高さ。基本的に子供は寝相が悪いものです。朝になると頭の位置が反対側になっていたり、ベッドから落下したまま寝こけているなんて日常茶飯事。ベッドの高さが高い部屋だと、子供が落下した時に怖いな…と思ってしまうのですが、箱根ゆとわ には低床ベッドの部屋があり助かりました。
わたしはスタンダードツインルーム(一番リーズナブル)に泊まりましたが、靴を脱いで上がる畳敷きの部屋に低床ベッドが設置されていて良かったです。土足で入るタイプの洋室と違って、畳で寝転がって遊べるのもいいですね。窓際のソファーはソファーベッドになるので、添い寝対象外の小学生連れでもソファーベッドに寝かせることができるので問題なし。部屋の浴室にはバスタブがなくシャワーブースのみでしたが、どのみち大浴場の温泉へ行くので特に気にならなかったです。
スタンダードツインルームは定員1~3名ですが、定員6名までのスーペリアツインルームや、コンドミニアムタイプの部屋(源泉かけ流しの温泉が楽しめるビューバス付き)など、人数や過ごし方に応じて部屋タイプがいろいろ選べるのでいいですね。
4. 中庭の足湯と焚き火で、グランピング気分を堪能
キャンプブームの咋今、グランピングが楽しめる宿が増えてきています。箱根ゆとわ ではガチのグランピングではないものの、大浴場を出た湯上りスペースから続く中庭に焚き火と足湯が設置され、ちょっとしたグランピングのような体験ができます。炎を見ていると、不思議と癒されるものです。
5. 広い共用スペースで、館内だけでも飽きずに滞在できる
箱根ゆとわ のもうひとつの特徴は、広い共用スペースがあること。入口ロビーから階段を登ると、ライブラリーラウンジとプレイラウンジが広がっており、宿泊客がくつろげる空間になっています。
ここでは以下のものが提供されています。(以下、追加料金不要)
- フリードリンク(ジュース類、コーヒー、紅茶)、夜はウイスキーも
- ライブラリースペースでの本・雑誌の閲覧
- オセロ、ジェンガ、けん玉などの貸し出し
悪天候で観光が難しい時でも、館内で楽しく過ごせる工夫が満載。これは助かる!子供が飽きずに楽しめますし、子供を遊ばせつつ大人はゆっくりコーヒータイム…なんて過ごし方もできます。強羅駅から近いので、観光の途中にここへ戻ってきて、カフェ代わりに休憩…という使い方もできますね。ちなみにこちらのフリードリンクを部屋へ持ち帰ることもできるので、ここでコーヒーを煎れて、部屋で飲むこともできます。
6. 食事もオールインクルーシブで、追加料金を気にする必要なし
箱根ゆとわ の夕食は、レストランで提供されるハーフビュッフェスタイル。お膳や鍋は座席にサーブされますが、小鉢はビュッフェエリアから自由に取ることができます。また、揚げ物や焼き物はオーダーすれば追加料金なしで好きなだけ食べられます(オーダービュッフェスタイル)。
ここでの飲み物(ソフトドリンクだけでなく、アルコールも含む)も追加料金不要なのが嬉しいですね。ビール、ウイスキー、リキュール、ワイン、焼酎など、ひと通りのお酒は揃っていましたし、オレンジジュース・炭酸などソフトドリンクも充実。大人も子供も大満足。
箱根ゆとわ 、行く前にココに注意
ここまで書いてきたように、箱根ゆとわは子連れには本当にありがたい宿で、わたしはリピートしようと思っているのですが、いくつか注意点があります。
①階段が多く、エレベーターも狭いのでベビーカーでの移動には限界あり。
箱根の宿全般に言えることなのですが、険しい山間の土地に宿泊施設が作られているので、一棟建てではなく複数の棟に客室が作られ、それらを廊下や階段で繋いだ宿が多いです。箱根ゆとわ もそのような構造になっており、ロビーやレストラン・大浴場へ行く際、部屋によってはかなり歩くことになります。
もちろんエレベーターが設置されておりバリアフリーになっていますが、エレベーターがちょっと狭めです。ベビーカーの大きさによっては入れないかもしれないので、抱っこ紐の持参をお勧めします。
また、箱根ゆとわ にはコンドミニアムタイプとホテルタイプの部屋があります。上記案内図にあるように、コンドミニアム棟はホテル棟とは繋がっておらず、コンドミニアムタイプの部屋からレストラン・大浴場・ロビー・ライブラリーへ行くには箱根登山鉄道沿いの公道(屋根なし)を歩く必要があります。コンドミニアムは自室で温泉が楽しめる反面、こういう不便さもあるので部屋を選ぶ際には注意しましょう。
②大浴場が露天風呂ではないので、露天風呂にこだわりたい方には不向き。
やっぱり露天風呂がないとダメ!という方には、残念なお知らせですが箱根ゆとわ には露天風呂がありません。コンドミニアムタイプの部屋を選べば、室内から景色を見ながら入れるビューバス(温泉)を楽しめますが、大浴場&貸切風呂は露天風呂ではありません。
ただし、中庭の足湯↑で露天風呂気分は十分に味わえるので個人的にはそれでOKでしたが、どうしても露天風呂がないと…という方には向かない宿かなと思います。
まとめ
楽しいけれども大変な子連れ旅行、せっかくの温泉旅行ですしできるだけストレスフリーに楽しみたいですよね。箱根ゆとわ は子連れ旅行のストレスを軽減し、日頃の疲れを癒してくれる強い味方。ぜひ箱根の宿の候補に入れてみてくださいね。
所在地:〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
(箱根登山鉄道 強羅駅または彫刻の森駅から徒歩5分)
電話: 0460-82-0321(10:00~18:00)