宗像大島の観光情報まとめ:フェリー、ランチスポット、島内移動手段。世界遺産・沖ノ島に一番近い島へGO!

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福岡県福岡市と北九州市のちょうど中間、玄界灘に浮かぶ宗像大島。ここは古くから神の島として信仰されてきた沖ノ島に最も近い場所として、現代まで守り伝えられてきました。宗像大島にある宗像大社の社、中津宮なかつぐう沖津宮遥拝所おきつぐうようはいしょは世界遺産に指定されており、特に沖津宮遥拝所は運が良ければ「神の島」・沖ノ島を遠望できる場所。世界遺産・沖ノ島の世界観を体感できる場所です。そして海やビーチがキレイで、夏のレジャーにももってこいの場所です。
※宗像大島・沖津宮遥拝所と中津宮の訪問記事はこちら↓

世界遺産・宗像大社沖津宮遥拝所

世界遺産・沖ノ島を臨む沖津宮遥拝所が、日本人の宗教観を伝えるタイムマシンだった話

中津宮社殿入口。七夕祭りの装飾が美しい(8月上旬のみ)。

宗像大社中津宮は七夕伝説発祥の地。離島から陸と航路を見守る海の守り神。

宗像大島のアクセスはフェリーになりますが、便数がかなり限られるので注意が必要です。私はこの夏に行ってきましたが、島内移動手段や飲食店の情報があまりなく調べるのに苦労したので、島内での観光手段やランチスポットなど現地情報を含めてまとめておきたいと思います。

1. 宗像大島へのフェリーは1日7便。フェリーに合わせたプランニングを!

①フェリー乗り場・神湊波止場へのアクセス方法

宗像大島へはフェリーで渡ることになりますが、フェリーの発着場所である神湊波止場こうのみなとはとばまではJR東郷駅から路線バス(西鉄バス・神湊波止場行きまたは光陽台六丁目行き)で20分ほど。時刻表はこちらから(https://jik.nishitetsu.jp/menu)。バスは1時間に1本程度しかないので注意しましょう。また、福岡市内からJR東郷駅までの行き方は下記の記事にまとめています。

世界遺産・宗像大社(辺津宮)

宗像大社へ公共交通機関でアクセスする方法。福岡から日帰り可能な世界遺産へGO!

②フェリーの時刻表、所要時間。車やバイク、自転車を載せるには?

フェリーは2時間おきの発着です。
(時刻表と運行情報はこちら:http://www.city.munakata.lg.jp/tosen/oosima.php?rs=1
所要時間は15分~25分程度。日によって運行されるフェリーの種類が違いますが、バイクと自転車は予約なしで乗船できる一方、車を載せたい場合は事前予約が必要になります。運賃や予約など、詳しい情報はこちらから→http://www.city.munakata.lg.jp/w050/040/040/050/050/0050/201501270633.html

定員がいっぱいになれば、予定通りの便に乗れなくなることもあるため、休日など混雑が予想される時期は早めに乗り場へ行っておくことをお勧めします。

③神湊波止場の旅客ターミナルは設備万全でゆったり待てる

神湊波止場にある「神湊渡船ターミナル」で乗船券を購入し、出港を待ちます。ターミナルはまだ新しく、キレイな施設でした。空調とテレビを備えた広い待合室があり、トイレ、コインロッカーや授乳室も完備。売店はこぢんまりとしていますが、飲み物やお菓子など購入することができます。

神湊渡船ターミナル

神湊渡船ターミナル

2階にあるデッキからは宗像大島と玄界灘の絶景がのぞめます。

神湊渡船ターミナル、デッキからの眺望。

神湊渡船ターミナル、デッキからの眺望。

2. 島内移動手段は、体力や気候に応じて臨機応変に選ぼう。

フェリーで大島に到着。ここからの島内交通手段が問題です。

宗像大島にある世界遺産のうち、宗像大社中津宮はフェリー発着場から平坦な道を歩いて5分程度で着くので、移動手段の心配はありません。

一方、沖ノ島を遠望できる沖津宮遥拝所はフェリー発着場から約2km離れています。しかも道中は、周囲に草が生い茂った山越えの道。健脚な方なら歩けますが、体力に自信のない方は厳しいですし、天候が悪い時(猛暑、雨天時など)に歩くのは難しいです。そこで、必要に応じて下記の移動手段を検討されることをお勧めします。

①島内観光周遊バス:みあれ号とグランシマール号 

観光周遊バス、「みあれ号」または「グランシマール号」 が1時間に1本程度運行し、島内の観光名所を繋いでいます。「みあれ号」は定員14名、「グランシマール号」は定員29名で、日によって運行されるバスの種類が異なります。冬季は運行されないようなので注意しましょう。時刻表と運行ルート、運賃はこちらから→http://www.muna-tabi.jp/k002/070/20190530120101.html

わたしが訪れた際は、グランシマール号の運行日でした。

外観はこんな感じ。ちなみに交通系ICカードが使えるので便利(Suica使えました)。

宗像大島観光周遊バス「グランシマール 」

宗像大島観光周遊バス「グランシマール 」

内部はこんな感じ。運転手さんから歓迎のお菓子と手書きのお手紙をいただきました。ホスピタリティに感動。道中運転手さんがアナウンスで島内の観光案内をしてくださいます。

グランシマール号内部と、いただいたお土産。

グランシマール号内部と、いただいたお土産。

ルートとしては大島渡船ターミナルを出て、砲台跡まで行き、そこでUターンして戻る循環ルートになります。たとえば沖津宮遥拝所へ行く場合は、行きの循環バスで沖津宮遥拝所のバス停で降り、急いで観光して14分後に戻ってくる帰りの循環バスに乗って帰るのが最短になります。沖津宮遥拝所でゆっくりしたい場合は、帰りの循環バスを見送って次のバスを使うことになりますが、次のバスは40分~1時間後になるので注意が必要です。時刻表をチェックしてあらかじめ計画を立てておくことが重要です。

②レンタサイクル

時間に縛られず、自由に観光したいなら電動自転車の貸し出しがおすすめ。貸し出し場所は宗像大島のフェリー発着場である「大島港渡船ターミナル」。売店のレジがレンタサイクルの受付になっており、ここで申し込みます。(台数に限りあり)

③タクシー

タクシーは島内に1台しかありません。空車であれば、フェリー乗り場のすぐそばでつかまえることができます。1台のみなので、利用できるかどうかは運次第です…。

3. ランチスポットやショップ

宗像大島の島内にはいくつかの飲食店があります。わたしが訪問した2019年8月時点で営業していた店舗は下記の通りです。(いずれも不定休なようなので、心配な場合は営業予定を事前に確認しましょう)

  • 海宝丸

フェリー発着場から徒歩5分くらいの場所にある漁師料理のお店。メニューは1500円の定食のみですが、食べきれないほどのボリュームで圧倒されました。この内容で1500円は破格ではないでしょうか?↓

海宝丸の定食1500円。この後汁物と小鉢が来たので、この写真よりさらにボリューム多し。

海宝丸の定食1500円。
この後汁物と小鉢が来たので、この写真よりもさらにボリューム多し。

時化で船が出せない時は休業となるようです。

  • 寿や 三郎

海宝丸のすぐ隣にある海鮮丼のお店。

大島渡船ターミナルから東へ1kmほど歩くと、マリンブルーの海と砂浜が美しい「かんす海水浴場」が見えてきます。ここに面した場所にmusubi cafeがあり、サンドウィッチなどの軽食やアイスクリーム、飲み物でひと休みできます。

同じくかんす海水浴場近くにある、ホットサンドと飲み物がいただけるカフェ。

  • 宗像漁港大島直売所 さよしま
漁協の直売所「さよしま」

漁協の直売所「さよしま」

海産物の直売やお土産の販売を行っており、買い物するならココです。加工食品だけでなく、活サザエやアワビなども売っていました。ソフトクリームや宗像大島オリジナルの飲料の販売もあり、席数は少ないながらも座って休める場所もあるのでアイスや飲み物で少し休憩できます。

4. お役立ちリンク集

行く前にチェックしておくとよいサイトはこちら↓

これから訪れる方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。