食器の断捨離がすすむ!有田焼の白磁で食器棚をスッキリ快適に。

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1. 食器が増え続ける理由を考えてみた

暮らしの中でついつい増えてしまうもののひとつが食器。料理に合わせてあれこれ買いたくなってしまいますし、頂き物でいただくこともあり、気がつくとどんどん増えてしまいます。我が家では収納しきれず食器棚から溢れることが日常茶飯事でした。少しずつ処分はするのですが、しばらく経つとまた元に戻るということを繰り返していました。問題が根本的に解決されていないということですよね…。これではイカンと思い、なぜ食器が増え続けてしまうのか考えてみたところ、ひとつの結論に辿りつきました。

それは、「オールマイティに活躍する食器が少ない」ということ。

日本の家庭料理は世界的に見てもスゴイ!とよく言われます。それは、和食だけでなく洋食、中華、エスニック…などなど、バリエーションに富んださまざまな料理が家庭で作られているからです。だからこそ、それを盛りつける食器もどんどん多様化していきます。これは食生活が豊かなことの現れです。器にこだわろうと思えばいくらでも揃えることができてしまいますが、その一方で収納スペースが圧迫されてしまうのは考えもの。そこで、わたしはできるだけ器を減らすために、どんな料理にも合うオールマイティな食器を探しつつ、食器の数を減らすためにふたつの基準で手持ちの食器を処分することにしました。

①和食器と洋食器を両方そろえるのを止める

焼き魚用の細長い和食器とか、ラーメン用の中華風デザインの丼、結婚式の引き出物でいただいた海外ブランドの洋食器など、盛り付ける料理が限定されるような汎用性の低い食器は手放すことにしました。有名ブランドの頂き物は捨てるのが惜しく迷いましたが、ここは心を鬼にして…。白米を盛るご飯茶碗と味噌汁用のお椀は使用頻度が高いので残しました。また、箸・フォーク・スプーン・ナイフなどのカトラリー類もそれほど場所を取らないのでそのままにしました。

②個性的なデザインの器は盛り付ける料理を選ぶので、手放す

色柄のついたもの、独特な形状のものはデザインに惹かれてついつい買ってしまいます。しかし実際に使ってみると、器の個性的なデザインが邪魔をして料理が引き立たず、使いにくいことに気づきました。そこで、シンプルでないデザインのものも手放すことにしました。

次に、オールマイティに活躍するシンプルな食器を探すことにしました。そこで行き着いたのが、伝統工芸の技で作られた有田焼の器だったのです。

2. 和洋中あらゆる料理に合う器を探したら、モダンな伝統工芸品に行き着いた

何にでも合う、シンプルな食器といえば白い食器だろうと思い探していると、有田焼の窯元・桃田陶園のブランド「1616 / Arita Japan」に行き着きました。
有田焼というと多分、鮮やかな色で彩色されたもの(↓例えばこういうもの)を想像すると思います。

しかし、1616 / Arita Japanは違います。有田焼の産地、佐賀県有田市で採れる良質な陶石の真っ白な質感を生かしてデザインされた、白色無地でミニマルなデザインが特徴的な食器です。

形状は主に丸形と角形があり、深さも浅いもの・深いもの両方が用意されているので用途に応じて選べます。我が家では角形の浅いものを大小2種類、深いもの1種類を揃えました。

1616 / Arita Japan TYシリーズ(ホワイト) Square Plate とSquare Bowl

1616 / Arita Japan
TYシリーズ(ホワイト)
Square Plate とSquare Bowl

TY Square Plateは万能!

浅いタイプはTY Square Plate(ホワイト)の90mmサイズと165mmサイズです。薄くてミニマルなデザイン。強度を保ちつつ、これだけ薄くつくるのは高い技術力がなければ難しいのだそうです。シンプルなので、和・洋・中どんな料理にでも合いますし、普段使い・来客用どちらでも使えます。

TY Square Plate 右:90mm 左:165mm

TY Square Plate
右:90mm
左:165mm

小さいサイズはお刺身用の醤油皿、お菓子やデザートの盛り付けなど様々な用途に使えます。もちろん洋菓子・和菓子・フルーツ何にでも合います。
大きなサイズは取り皿のほか、焼き魚・ムニエルなどの魚料理、中華炒めなどの盛りつけにも。

TY Square Bowl150はご飯物、麺、煮込み料理なんでもOK!

深いタイプは横幅15cmのものを家族の人数分買いました。カレーやシチューなどの汁気の多い料理やボリュームたっぷりのサラダ、パスタ・チャーハンがちょうど1人分盛りつけられるので重宝しています。シリアルなんかもいいですね。とにかくあらゆるものに合うので、本当にオールマイティ。毎日活躍しています。

1616/ Arita Japan TY Square Bowl(15cm)に盛り付けたスパゲティミートソース。

1616/ Arita Japan
TY Square Bowl(15cm)に盛り付けたスパゲティミートソース。

3. 1616 / Arita Japan のメリット

①シンプルで薄型なので、コンパクトに収納できる

良質な陶石を使い、高い技術で薄く作られており、裏面に高台がないので重ねたときにとてもコンパクトにスッキリ収納でき、場所を取りません。

薄いうえに、サイズ違いのものでもぴったり重ねて収納でき、コンパクト。

薄いうえに、サイズ違いものでもぴったり重ねて収納でき、コンパクト。

②軽い

試しに無印良品の同サイズの角皿と、TY Square Plate(ホワイト)の165mmサイズを比較してみると、明らかに無印良品のものの方が重いです。重さを測定してみると一目瞭然。1616 AritaのTY Square Plateは291g、無印良品は455g。

左:1616 / Arita Japan TY Square Plate 165mm 右:無印良品 白磁正角皿・大 約幅18×奥行18×高さ2cm

左:1616 / Arita Japan TY Square Plate 165mm
右:無印良品 白磁正角皿・大 約幅18×奥行18×高さ2cm

有田焼の高度な技術で生み出された薄さで、この軽さを実現しています。持ち運ぶ時や洗う時、手の負担が少なく重宝しています。

③食洗機、電子レンジOK

伝統工芸品の食器というと、お手入れが大変だったりするのでは…?というところが懸念点でしたが、1616AritaのTY Square Plate、Square Bowlは食洗機と電子レンジがともにOK。これなら普通の食器と同様、気楽に使えますね。

わたしは購入後2年間、ほぼ毎日使い食洗機で洗っていますが、割れることなく使えています。オールマイティに使えてお手入れラクラクで素晴らしい。今後割れることがあってもリピート決定です。

※ひとつだけ注意なのは、釉薬のかかったホワイトタイプはオーブンには使えません。オーブン対応のものは、釉薬を使用していないTY Square Plate (グレー)になります。

4. 2年間使ってみた結果、伝統工芸の強さを実感

伝統工芸品というと高価で手入れに手間がかかり、必ずしも使いやすくはないのでは?と思っていましたが、2年間使い倒してみるとまったく逆でした。伝統工芸品は、時代を超えて受け継がれ生き残ってきたもの。質が高く飽きのこないデザインなのでオールマイティに活躍でき、長く使えるのですね。これが伝統工芸の強さなのだと思い知りました。

1616 / Arita Japanの食器はあらゆる料理に合うので、結果的に食器の種類を減らすことができ、食器を断捨離することができました。まさか伝統工芸品で断捨離に成功するとは。今後もモノを買い換えるときは、伝統工芸品を採用してみようと思っています。
1616 / Arita Japan、オススメです!