金沢を冬に観光するならココをチェック!:服装・街歩きの注意と、観光スケジュールの立て方

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冬の金沢を旅してきました。友人からは「なんでそんな寒い時に、寒い地域へ行くの?」と言われましたが、とにかく冬に金沢へ行くメリットは、冬にしか食べられない日本海の魚介類が楽しめることです。特に寒ブリ!!

しかし、この時期は寒さが厳しく観光するにもひと工夫が必要です。たまたま私が金沢を旅行した日に初雪が降るという貴重な経験をしたので、その経験をもとに冬の金沢を楽しむための備え(服装、持ち物、街歩きの注意点)について書きます。冬に金沢旅行を計画している方は、ぜひチェックしてみてください。

1. 冬の金沢、気候はどんな感じ?

金沢、初雪の日。 北陸新幹線の車窓から見えたのは雪景色。

金沢、初雪の日。
北陸新幹線の車窓から見えたのは雪景色。

私が12月初旬に金沢を旅した時の印象。

  • 寒い。(気温は常に10度未満)
  • ほとんど晴れ間が出ない。天気が不安定で、曇り→雨→みぞれ→雹(ひょう)というふうに、30分ごとに天気が変わる。
  • 時折、強い北風が吹いて傘が折れそうになるときもある。
  • 雪はそれほど積もらないが、とけたみぞれや雹、雨水で路面は常に水たまりができている。

金沢の観光は街歩きが定番です。金沢城、兼六園、ひがし茶屋街などは屋外で、比較的長い距離を歩き回って観光することになります。このとき、金沢の気候に合った服装をしていないと、寒さで観光どころではなくなります。備えあれば憂いなし、ということで私が実際に12月の金沢でやってみた寒さ対策のうち、有効だったものを紹介します。

2. 雨や雪に強い服装で!

冬の金沢。雪や雹が降るとこんな感じに。そしてこれが解けると水たまりに。

冬の金沢。雪や雹が降るとこんな感じに。そしてこれが解けると水たまりに。

冬の金沢は、冷たい雨、みぞれ、雹、雪のどれかが常時降っているような天気が多いです。冷たい水が衣服にしみ込んで体が冷えてしまうのを防ぐため、洋服や靴、小物類はできるだけ撥水素材のものを選びましょう。

冬の金沢で凍えない服装

  1. アウター:撥水素材のダウンコート(傘をさすほどではない弱い雨の時に、フードつきだと重宝します)
  2. トップス:ヒートテック+ニット。暖かい屋内と屋外の気温差が激しいので、調節できる服装に。
  3. ボトムス:ヒートテック極暖+ユニクロ暖パン(足元は冷えるので、ヒートテックを極暖にする必要あり)
  4. 靴:防水仕様スノーブーツ

特に重要なのは靴。足元はとけた雪、雨水で所々に水たまりができている状態なので、普通の革ブーツや布スニーカーで歩くと、あっという間に水がしみて足先が冷たくなり、観光どころではなくなります。防水仕様のブーツ(できればスノーブーツ)を履いて行きましょう。オススメは靴底が滑りにくいゴムでできていて、冷えやすい足首をしっかり保温してくれるミドルブーツ。そして内側がボア仕様になっていて、完璧に保温してくれるタイプがベストです。日本海側の寒風は、想像を絶する冷たさ。足先をしっかり包み込んでくれて、風で飛ばされた雨粒や雪がしみてこないようしっかりと守ってくれるブーツを履いていけば、寒さにもひるまず観光できます。(※ちなみに、アッパーがすべてゴム素材でできているものはお勧めしません。寒さでゴムが硬くなり、歩きづらく靴ずれになることがあります)

3. オススメの持ち物

  1. 傘は必須:天気が変わりやすい時は5分間隔で雨が降ったり止んだりするので、折り畳み傘よりも長傘の方が傘の開閉がしやすいのでおすすめです。また、長傘の方が強風でも折れにくく良かったです。
  2. 手袋:雨で手が濡れ、手がかじかむので、スキー手袋があればベスト。
  3. バッグ:雨で濡れても大丈夫な素材のバッグで行きましょう。濡れて困るような、高級ブランドのバッグは避けた方がいいです。

4. 街歩き、プランニングの注意点

4-1. 観光に便利な立地の宿泊先を確保しよう!

寒くて天候も不安定な冬の時期、観光の途中で気軽に宿泊先に戻れるととても便利です。ちょっと休憩して暖をとったり、購入したお土産を部屋に置いて身軽になることもでき、寒い中でも無理なく観光を続けられます。そのためには、観光に便利な立地の宿泊先を確保するのがマストです。パッケージツアーで提供されている宿泊先は、必ずしも便利な立地のホテルとは限らないので注意。立地の良い宿泊先の情報は、こちらの記事↓にまとめてあります。要チェック!

金沢のホテルは立地で選ぶ!便利な宿で、ストレスフリーに観光を楽しもう。

4-2. 融雪装置(ゆうせつそうち)に注意

画像中央に見えるのが融雪装置。

画像中央に見えるのが融雪装置。

街を歩いていると、歩道や車道に細いコンクリートの筋と、小さな穴がポツポツとあいているのがわかります。これが融雪装置。冬、路面凍結を防ぐためにここから路上に水道水を撒く装置です。ちょうど初雪の日に稼働している様子を撮影することができました↓。

融雪装置が稼働中。よけながら歩かないと、濡れます。

融雪装置が稼働中。よけながら歩かないと、濡れます。

結構、派手に水が噴射されてますよね。これ、よけながら歩かないと結構濡れます。気をつけて!

4-3. 傘は鍵付きの傘立てに

屋内の観光施設に入る際、傘は傘立てに預けて入場しますが、混雑している施設では傘の取り違えが起こりやすくなります。鍵付きと鍵なし、両方の傘立てが併設されていることが多いですが、面倒でも鍵付きの傘立てに預けることをお勧めします。冬の金沢では、いつ雨に降られてもおかしくないため、傘をなくすと冷たい雨に濡れることとなり非常に辛いです。

4-4. ゆとりをもった観光計画を立てましょう

ずっと楽しみにしていた金沢旅行。行きたいところがありすぎて、観光スケジュールを詰め込んでしまいがちですが、北国の寒さは想像以上に体力を奪います。いくら防寒に気を遣っても、慣れない寒さのなか長時間屋外で観光することはなかなか難しく、時折カフェでひと休みする時間も必要です。余裕を持って観光スケジュールを組むことをお勧めします。

5. まとめ:備えあれば憂いなし

せっかくの旅行、寒さや悪天候の中でも100%楽しみたいですよね。しっかりと事前準備をしていけば、冬の金沢旅行を満喫できること間違いなし。風邪をひかないようにしっかりと準備して、楽しんできてくださいね。

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