金沢の金箔体験は金沢カタニがおすすめ。自分だけのオリジナル金箔グッズが作れて楽しい

(本記事は広告リンクを含みます)

金沢カタニで金箔貼り体験

金沢の特産品といえば金箔。料理やお酒の盛りつけ、室内や小物の装飾、日本画の画材としても使われるなど金箔の用途は多種多様ですが、金沢では日本で使用される金箔のほとんどを製造していることで有名です。

そんな金沢ならではのアクティビティが「金箔貼り体験」。本物の金箔を使って、誰でも小物に金箔を貼る体験ができるんです。金沢へ行ったらぜひやりたい!と思っていたので行ってきました。わたしがお世話になったのは「金沢カタニ」さん。金沢の台所、近江町市場から歩いて5分ほどの場所にあります。

金沢カタニ 店舗外観

金沢カタニ 店舗外観

こちらは創業120年の金箔製造メーカーです。ここの金箔貼り体験を選んで本当に良かった。老舗ならではのこだわりに基づく本格的な金箔貼りができ、自分だけのオリジナルデザイン小物が作れたからです。

【金沢カタニ・金箔貼り体験の特長】

  1. 追加料金なしで図柄を複数配置でき、オリジナルデザインが作れる
  2. ラメパウダーや金粉を散りばめるなど、デザインのバリエーションが豊富
  3. 金箔専用の道具を使って、仕上がりにこだわった本格的な金箔貼りができる

本格的とは言っても、小学生でもできる体験ですし、スタッフの方が丁寧に教えてくださるので大丈夫。所要時間は1時間ほどで、手順はこんな感じです。↓

金箔貼り体験の流れ

1. 体験アイテムを選ぶ

小皿、大皿、携帯ストラップ、コンパクトミラー、弁当箱など、金箔で装飾するアイテムを選びます。わたしは小皿を選びました。スタッフの方によると、金箔貼りが最も簡単なのは、平らな面が広いアイテムだそうです。

2. 型紙シールを貼って図柄のデザインを決める

金沢カタニ 金箔貼り体験 たくさんの型紙シール

金沢カタニ 金箔貼り体験 
たくさんの型紙シール

金箔を載せるときの型紙になるシールを体験アイテムの表面に貼っていきます。シールの種類は20種類ほどあり、貼る枚数に制限はありません。型紙シールの組み合わせ次第で、いろいろなデザインが作れます。(ただし、図柄を詰め込みすぎると後で金箔を載せるのが大変になるそうです)

型紙シールを貼るとこんな感じに。

型紙シールを貼るとこんな感じに。

わたしはこんなデザインにしてみました。ちなみに満月の型紙に円形の型紙を重ねると、好きな大きさの三日月を作ることができます。

3. 接着剤を塗り、金箔を載せる

型紙の枠内に茶色の接着剤を塗り、金箔専用の竹ピンセットで金箔を載せていきます。この竹ピンセット、金箔がヨレたり破れたりしないように静電気が起きにくい竹素材を作って作られており、専門の道具なのだそうです。金箔を手で触ったときに生じるヨレや指紋を防ぐためでもあり、体験といっても仕上がりにこだわる本格的な体験ができます。

金箔を載せる工程。スタッフの方によるデモンストレーション。

金箔を載せる工程。
スタッフの方によるデモンストレーション。

金箔はとても薄く、エアコンの風で動いてしまうほど軽く繊細なもの。この工程が一番難しく、仕上がりを左右します。スタッフの方がデモンストレーションをしてくださいますので、よく見てから慎重にトライしましょう。

金箔を載せたら、ヨレた…。やはり職人さんは偉大だ。

金箔を載せたら、ヨレた…。
やはり職人さんは偉大。

これが金箔を載せたところ。キレイに載せるのは本当に難しく、結構ヨレてしまっています…。でも、この後の工程で修正可能なのでめげずに頑張ります。

4. 金箔を軽く叩き、型に密着させる

金箔を密着させると、多少ヨレが解消されたかな…?

金箔を密着させると、多少ヨレが解消されたかな…?

ガーゼのような専用の布で軽く叩き、金箔を密着させます。その後、型紙シールをはずします。

型紙シールを剥がしたところ。金箔を載せた時にヨレまくっていた割には、キレイにできた。

型紙シールを剥がしたところ。
金箔を載せた時にヨレまくっていた割には、キレイにできました。

5. 仕上げ

型紙シールの周りに残った金箔を拭き取ります。この時、完全に拭き取らずに全体に散りばめて、残りの金箔をデザインの一部として使ってしまうこともできます。わたしは三日月の下に残りの金箔を集めて、月に雲がかかっているデザインにしました。

残った金箔を使って、デザインを追加できる。

残った金箔を使って、デザインを追加できる。

ラメパウダーも用意されているので、空いた場所に散らして華やかさをプラスすることができます。空に銀色のラメパウダーを散らして、星空に見立ててみました。

ラメパウダーで装飾して、仕上がりはこうなりました。

ラメパウダーで装飾して、仕上がりはこうなりました。

これで作業は完了です。あとはスタッフの方が金箔が剥がれないようにコーティングをしてくださるので、その作業を待って作品を受け取ったところで体験終了です。


スタッフの方を見ていると、いとも簡単に金箔を扱っていらっしゃるのですが、実際やってみると本当に難しい。これだけ繊細な金箔そのものを製造するのも、金箔を使って装飾品や美術品をつくるのも、プロの技だと実感しました。旅の思い出にもなりますし、金箔貼り体験、オススメです。

金沢カタニ

住所:〒920-0910 石川県金沢市下新町6-33

関連記事

金沢のホテル選びは戦略的に!便利な立地のホテルを選ぶと、ラクに観光できます!ホテル選びのポイントはこちら↓

金沢のホテルは立地で選ぶ!便利な宿で、ストレスフリーに観光を楽しもう。

金沢21世紀美術館の回り方まとめ。
金沢21世紀美術館 「スイミング・プール」 水底から水面を見上げてみる。

金沢21世紀美術館の楽しみ方:所要時間、アクセス、回り方や混雑対策を徹底解説!完璧なスケジューリングで、アートをストレスフリーに楽しもう

金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」を見た感想。
金沢21世紀美術館 「スイミング・プール」 水中の様子。

金沢21世紀美術館:行ってみてわかったプールの意外な仕掛け3つ

お土産でクオリティが高かったのはこの2つ。
目細八郎兵衛商店 ハリネズミ裁縫セット

針に糸を通すイライラがなくなった!金沢で出会った伝統工芸の縫い針に感動した話。

岩本清商店:デザイン性と伝統工芸の技に惚れる、金沢のまんまる火鉢と桐トレー

美味しかった飲食店はココ!
川端鮮魚店、寒ブリとアジのお刺身。感動的に美味。

川端鮮魚店で金沢の海鮮を堪能しつつ、口コミを検証してみた

金沢おでん:金沢駅の駅ナカ、ローカルおでん屋さん「黒百合」で常連さんとの交流が楽しい!

ガイドブックに載っていない、コアな観光スポットはココ!
柳宗理記念デザイン研究所。 柳宗理氏は、個々の作品だけでなく、そのモノがある空間やモノを使う人の生活まですべてをデザインしていた。

金沢の柳宗理記念デザイン研究所が、柳宗理ファンの聖地だった話

石川県立美術館(金沢市)外観。

石川県立美術館で加賀百万石の文化戦略を思い知った話