東京国立博物館の年間パスポートが超おトク。ストレスフリーにトーハクを楽しもう

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年末、「2019年展覧会ベスト10」と「2020年注目の展覧会」の記事を書いていて、ふと気づいたことがあります。それは、「自分は東京国立博物館(トーハク)がものすごく好きなのではないか?」ということ。昨年の展覧会ベスト10の7位、6位、3位、2位にトーハクの特別展がランクインしているし、このほかにも展示替え、季節のイベント(博物館でお花見、トーハクビアガーデンなど)も含めて常設展に3回通いました。そして2020年注目の展覧会でもまとめたように、今年はトーハクの特別展に少なくとも3回は行く予定で、おそらく何回かは常設展にも行くことになると思います。そうなってくると年間パスポートを買った方が良いのでは?と思い、調べてみるとかなりお得だったので先週購入しました。そしてもっと早くトーハクの年間パスポートの存在を知っていれば、去年もかなり得ができたはずなのに…と後悔しました。

そこで年間パスポートの購入に至るまでに検討したことと、特典の内容をまとめてみたいと思います。

1.トーハクの年間パスポートは4種類。「会員制度」から探せる

トーハクの公式ホームページを探してみると、「来館案内」の「チケット・料金」のページには、年間パスポートに関する情報はありません。当初わたしはここだけをチェックして、年間パスポートは販売されていないと思っていたのですが、よくよく調べてみると「東博について」の「会員制度、寄付・寄贈」のページに「個人向け会員制度」があり、これが年間パスポートに相当するものでした。

大きく分けて寄附会員制度である「賛助会」、「友の会」、「メンバーズプレミアムパス」、「国立博物館メンバーズパス(4館共通)」の4つに分けられます。それぞれ価格によって特典の手厚さが異なり、会員制度の内容は公式サイトの「個人向け会員制度対照表」にまとまっています。

①賛助会

年間パスポートというよりも、寄付制度といった方がしっくりくる会員制度です。寄附をする代わりに、特典としてトーハクの常設展・特別展が無料で観られるだけでなく、他の国立博物館(京都、奈良、九州)の常設展・特別展も無料になります(会員本人だけでなく、同伴者1〜3名まで)。そのほか、特別展の特別観賞会へ招待されたり、招待券や図録がもらえたり、レストラン・カフェ・ミュージアムショップの割引があったりと特典がてんこ盛り。しかし年会費は100万円、20万円、5万円と高いです。

(公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=165

②友の会

寄付制度ではない年間パスポートの中で、もっとも価格が高いものが「友の会」です。年会費は8000円。会員本人のみトーハクおよび他の国立博物館(京都、奈良、九州)の常設展観覧が無料となるほか、トーハクの特別展鑑賞券が6枚ついてきます。そのほかにも冊子「東京国立博物館ニュース」の送付(年4回)、レストラン・カフェ・ミュージアムショップの割引もあります。また、常設展の招待券6枚もついてきます。
(公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1854

③メンバーズプレミアムパス

年間パスポートの中で、中程度の価格帯にあたるのが「メンバーズプレミアムパス」。年会費が5000円で、常設店の招待券やレストランなどの割引・東京国立博物館ニュース送付の特典はありません。しかし、会員本人のみトーハクおよび他の国立博物館(京都、奈良、九州)の常設展観覧が無料となるほか、トーハクの特別展鑑賞券も4枚ついてきます。また、パスの提示で国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の特別展観覧料金が団体割引されます。
(公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1855

④国立博物館メンバーズパス(4館共通)

もっとも価格が安い年間パスポートが国立博物館メンバーズパス(4館共通)です。年会費が2000円で、会員本人のみトーハクおよび他の国立博物館(京都、奈良、九州)の常設展観覧が無料、パスの提示で国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の特別展観覧料金が団体割引されるというシンプルなもの。
(公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1856

⑤2020年は「プレミアムパス」に決定!

2019年、わたしはトーハクの特別展に5回、常設展には3回行きました。また、奈良国立博物館と九州国立博物館にも行ったので、特別展の料金約¥1400、トーハク常設展の料金¥620、奈良博¥520、九博¥430を合計して年間¥9810払いました。…ということは、去年プレミアムパスを買っていれば間違いなくトクしていたはず。なんという情弱…。

2020年はトーハクの特別展に少なくとも3回は行くので、特別展鑑賞券が4枚ついているプレミアムパスを購入することにしました。

2.トーハクの年間パスポートを購入する方法

①オンライン

トーハクの公式サイトで、各パスの詳細ページからオンラインで申し込むことができます。決済方法はクレジットカード・銀行振込/郵便振替。パスが郵送されるのは申し込み後2週間ほどかかるそうなので、「当日から使いたい!」という場合は窓口での購入がおすすめです。

②窓口

わたしは「当日すぐ使いたい!」派だったのでトーハクの正門前にある窓口で購入しました。入館券を購入する自販機のところに「会員申し込み」の表示がなかったので聞いてみると、券売機の左手、インフォメーションの隣にある窓口で購入可能とのことでした。

ここで窓口の方にどの会員制度に入りたいか伝えると、その場で年間パスポートを発行してもらえます。わたしはプレミアムパスを購入、購入してすぐプレミアムパスの提示で入館できました。現金だけでなく、クレジットカード払いにも対応していました。

3.トーハクのプレミアムパスを使ってみた感想

プレミアムパスの特典(解像度を下げています)

プレミアムパスの特典(解像度を下げています)

プレミアムパスの特典は前述のとおりですが、特別展の観覧券4枚のほか、東洋館の地下1階にあるVRミュージアムシアター(https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=list&cid=12)の入場引換券1枚もついてきました。VRミュージアムシアターの入場料は500円なので、ちょっと得した気分で嬉しい。

このプレミアムパスを使ってトーハクの常設展へ何度か行きましたが、入場券を買うために券売機や窓口に並ぶ必要がなく、ちょっと外のカフェへ行ってからまた館内へ戻るなど、再入場もスムーズで気楽です。特別展の前売券の販売期間を忘れずにチェックして購入する手間もなくなり、ストレスフリー。トーハクの特別展へ頻繁に行く方にはおすすめです。

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運が良ければ、トーハクでゆるキャラに会えることがあります。遭遇したときの話はこちら↓