熱海観光ではMOA美術館を要チェック!アクセス、見どころまとめ。国宝と絶景が楽しめるリフレッシュ空間。

MOA美術館 入口
MOA美術館 入口
アート

東京から気軽に行ける温泉地、熱海。温泉や食事を楽しむのも良いですが、日常の喧騒から離れてリフレッシュできるアートスポットがあります。MOA美術館です。

熱海駅を降りてすぐ、目の前のバスターミナルから路線バスが出ています。時刻表はこちら(http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=8&busstop=1001&kind=1)。

JR熱海駅発、MOA美術館行きのバス。

JR熱海駅発、MOA美術館行きのバス。

熱海駅から路線バスで10分ほど。急な坂をのぼった先に巨大な建築物が建っています。入口でチケットを購入すると、七色に光るトンネルの中を、エスカレーターで上階へと進んでいきます。その先には広大な展示空間が広がっていました。

MOA美術館 展示室へ向かうエスカレーター

MOA美術館 展示室へ向かうエスカレーター

実際に行ってみて、MOA美術館の魅力は大きく分けて4つあるなと思ったので、順に書いていきたいと思います。

1. 国宝3点を所蔵。しかも国宝と一緒に写真撮影が可能

MOA美術館では、国宝を所蔵しており、定期的に公開しています。

  1. 野々村仁清作 「色絵藤花文茶壺」
  2. 尾形光琳作  「紅白梅図屏風」
  3. 手鑑「翰墨城」 1帖 311葉

公開時期は毎年異なるため、美術館の公式サイト(http://www.moaart.or.jp)で展覧会情報を確認してから行きましょう。わたしが今回訪問したときは、運良く「色絵藤花文茶壺」と「紅白梅図屏風」の2点を見ることができました!スタッフの方に伺ったところ、写真撮影OKとのこと。

色絵藤花文茶壺は、専用の展示室に鎮座していました。流石の存在感。上部の開口部から底に向かって絶妙なカーブを描いているフォルムが美しい…。

野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」(国宝、MOA美術館)

野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」(国宝、MOA美術館)

接写してみました。金銀で彩られた藤花の濃い紫色と、葉の薄い緑色。葉の葉脈まで一本一本丁寧に描かれています。絵付けの絶妙な濃淡と、艶っぽい表面の照りが本当に美しい。画像じゃ伝わらないので、ぜひ実物を。

野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」(国宝、MOA美術館)

野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」(国宝、MOA美術館)

江戸時代中期に京都で活躍した画家・尾形光琳作の紅白梅図屏風も圧巻でした。左に白梅、右に紅梅。枝を描いている線は力強さと繊細さを併せ持ち、屏風の画面いっぱいに梅の生命力を感じます。画像では伝わりにくいのですが、枝にはうっすらと緑色の苔が生えており、黒と金がベースとなった画面に梅花とともに差し色を入れるような形で画面に彩りを添えています。

尾形光琳作「紅白梅図屏風」(国宝、MOA美術館)

尾形光琳作「紅白梅図屏風」(国宝、MOA美術館)

写真撮影がOKなので、国宝と一緒に写真を撮っている方もいらっしゃいました。通常の美術展で国宝と写真が撮れることはほぼないので、MOA美術館では非常に貴重な経験ができると言えます。

2. 歴史的建築物の復元展示も充実

豊臣秀吉の「黄金の茶室」再現

戦国時代、天下を統一した豊臣秀吉。派手好きなことでも知られ、茶の湯のわび・さびの概念を無視して贅の限りを尽くした黄金の茶室を作ったとの逸話が伝わっています。MOA美術館ではこれを再現展示しているんです。

黄金の茶室・復元(MOA美術館)

黄金の茶室・復元(MOA美術館)

壁面や建具だけでなく、茶道具まで全て黄金。目がクラクラします…。これはわび茶を提唱した千利休が怒るわ…と納得したのでした。

尾形光琳が晩年、紅白梅図屏風を描いた屋敷「光琳屋敷」を復元

尾形光琳自身が設計し、晩年紅白梅図屏風を描いたと言われる「光琳屋敷」。光琳自身の手による設計図面をもとに復元されたものも公開されており、国宝「紅白梅図屏風」の世界観を体感できる仕掛けになっています。庭園には梅の木もありますので、梅の季節に訪れると、「紅白梅図屏風」の着想と創作のプロセスがリアルに想像できるはず。

光琳屋敷へ通じる、自然豊かな日本庭園。

光琳屋敷へ通じる、自然豊かな日本庭園。

光琳屋敷へは、緑豊かな日本庭園を通っていきます。桜や紅葉が植えられ、四季折々の自然が感じられるように工夫されているので、いつ行っても美しい庭園を堪能できます。

3. 眼下には相模湾の絶景。アートと絶景の癒し空間。

MOA美術館の絶景。

MOA美術館の絶景。

地形的に熱海は海岸からすぐ山がそびえており、MOA美術館は山の中腹にあるため、美術館の眼下には相模湾の絶景が広がっています。何にも邪魔されずに眺められる、水平線と青空。普段これほど広い海と空に囲まれることはなかなかありません。館内の美術品も素晴らしいですが、この絶景から感じられる非日常感がもう一つの大きな魅力です。

4. レストランやカフェも充実。

MOA美術館の近隣には飲食店はありませんが、館内にレストランやカフェがあり、ゆったりと滞在できます。ランチが食べられる店舗は下記の3つ。

カフェレストラン オー・ミラドー

庭園に隣接したフレンチレストラン。ランチコース¥2800〜と、価格設定はちょっとお高め…。

カフェレストラン オー・ミラドー入口(MOA美術館)

カフェレストラン オー・ミラドー入口(MOA美術館)

the cafe

駿河湾の眺望を楽しめるカフェ。テーブルからの景色は絶景!

the cafeからの眺望(MOA美術館)

the cafeからの眺望(MOA美術館)

コーヒーなどの飲み物のほか、パンやデザートなどの軽食が食べられます。

二條新町 そばの坊

日本庭園を抜けた先、光琳屋敷に隣接した蕎麦屋。コシの強い手打ちそばがいただけます。わたしはこちらでざるそばをいただきました。美味しかった!そば湯もいただけます。

「そばの坊」で食べたざるそば。

「そばの坊」で食べたざるそば。

お昼時に伺いましたが、結構行列ができていました。


国宝が見られるだけでなく、写真撮影も可能で、絶景と庭園も楽しめるMOA美術館。熱海駅からも近いですし、温泉だけでなくアートと絶景でリフレッシュする熱海観光もアリではないでしょうか。熱海に行かれる予定のある方、オススメです。

MOA美術館

住所:静岡県熱海市桃山町26-2

公式サイト:http://www.moaart.or.jp

>>>関連記事:野々村仁清作の国宝と写真が撮れる美術館がもうひとつあります。それは石川県金沢市にある石川県立美術館。訪問記はこちら↓

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2019.01.10