今ならEPSON teamlab borderlessが空いていて快適。デジタルアートの世界へGO!

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今年に入ってからというもの、新型コロナウイルスの影響で今月頭まではミュージアム通いをやめていたのですが、第一波→緊急事態宣言→第二波と時間が経過するにつれて、どのような場所・行動でこのウイルスに感染しやすいか、病原性はどの程度か、ハイリスクな人はどういう人か、などなどウイルスの特性がかなり明らかになってきたと思います。そして、これらの知見をもとに各種施設側でも効果的な対策をとり、予防策が定着してきたと感じています。それに定額給付金も入ったし…ということでそろそろミュージアム通いをぼちぼち再開しようかなと思い、まずはお台場にあるデジタルアートの殿堂、EPSON teamlab borderlessに行ってみました。
というのも、コロナ騒動前はteamlabの施設がいつ行っても激混みで、なかなか楽しめなかったのです。teamlabのデジタルアートは日本人はもちろん、外国人観光客からも高い支持を得ていたようで、平日・休日問わず混雑しており、以前行った際には見るのを諦めた展示もかなりありました。しかし、今ならコロナ禍の影響で外国人観光客が激減していることに加え、3密を避けるために入場制限を行っているので快適に見られるだろうと踏んだのです。また、外国人観光客減少の影響を受けた施設へ行くことは、支援にもなるかなと考えました。

1. 時間指定チケットの入手方法

現在、teamlabの展示施設は入場日時指定チケットを事前に予約購入するスタイルになっています。EPSON teamlab borderless(お台場)は公式サイト(https://borderless.teamlab.art/jp/)から購入できます。現地での販売は行われていないので注意。もし当日になって急に体調が悪くなってしまっても、3回まで日時変更ができるので安心です。また、払い戻しも可能です。
開館時刻から30分ごとの時間指定予約になっており、わたしが申し込んだ時は直前予約でも結構空きがありました。とりあえず、開館時間ちょうどからの回に申し込んでみました。(ちなみに、入館後の滞在時間制限はありません)大人¥3200、子供¥1000。なんか前より値上がりしたような…。今は各種割引がきかないので仕方ないですね。また、チケット購入時に併設のカフェEN TEA HOUSE – 幻花亭のチケットも併せて購入することができます。以前は混雑していて行けなかったので、TEAHOUSEのチケット(¥500)も購入してみました。

申し込みが完了すると、登録したメールアドレスにメールが届きます。ここにはeチケットのリンクが記載されており、当日入館の際にこのリンクから表示されるQRコードを表示して入場します。

2. 混雑を避けるには、開館時刻ちょうどの予約がおすすめ

猛暑が続いていたので、少しでも涼しい時間に行こうと開館時刻ちょうどの回に予約していたのですが、これが結果的にはとても良かったです。開館時刻の10分前に到着してしまったのですが、開館時間前でも入場でき、かなり空いている状況でほとんどの展示を満喫できました。たとえば、よくメディアに出ている作品「呼応するランプの森-ワンストローク」ですが、この部屋はさほど広い部屋ではないので現在は入場が制限されており、わたしが見た時は1組のみ入室可能で、数分程度で次の組と交代するというスタイルでした。朝イチで行ってみると全く並ぶことなく、ほぼ貸し切り状態でこの展示を満喫できて良かったです。当然ながら、写真を撮っても他の人の写り込みが全くありません。

呼応するランプの森-ワンストローク

呼応するランプの森-ワンストローク

わたしは2時間ほど滞在してから出ましたが、その頃には入場制限しているとはいえ、人気の展示には人が集中し、行列ができてしまっていました。(それでも、コロナ前に比べればかなり空いています)待機列でのソーシャルディスタンスは確保されているものの、やはり人が集まっているところでは新型コロナのリスクが気になります。というわけで開館と同時に入場し、空いているうちに展示を制覇してしまうのが得策です。

3.デジタルアートの世界に没入する、非日常空間の魅力

①デジタルアートの迷路を冒険する楽しさ

teamlabの施設には、案内図がありません。光のアートが中心なので、基本的に黒い壁で囲まれた真っ暗な通路を進んでいきます。最小限の案内表示(出口はこちら、など)はありますが、全体像が示されていないので、自分であちこち歩き回って展示を探していきます。それぞれの作品は複数の通路でつながっているものが多く、まるで迷路のようです。正直、今回すべての作品を見つけられたのかどうか確信が持てないのですが、全体像がわからない会場を探検するプロセスは普通のミュージアムにはないものなので、とても斬新で楽しいのです。

②時々刻々と変化する、動的な展示

teamlabのデジタルアートの魅力のひとつは、時間と共に作品が変化していくのを楽しめる点です。単にモチーフが動くということだけでなく、たとえば春→夏→秋→冬というように時系列で作品のモチーフやライティングが変化していきます。一度ひとつの作品を見終わってから、また帰り際に訪れてみると作品が変化しており、飽きないのでついつい長時間滞在してしまいます。

③空間に没入できる

壁面、床面すべてがデジタルアートで彩られているので、作品の中に没入できます。これは圧倒的な非日常感でした。見わたす限り360度光のアートに囲まれているので、作品を見に行ったというよりは作品の世界に入ったというほうが適切な表現かもしれません。日常を忘れてリフレッシュできる空間でした。

④インタラクティブな展示があり、スマホアプリで作品に参加できる

teamlabの施設を訪れる前に、teamlab公式スマホアプリ(無料)をダウンロードしておくと、会場内での作品の位置をGPS検知して近くにある作品の説明が見られたり、一部の作品ではスマホアプリを介して作品を操作することができます。

たとえばこちらの作品↑。作品エリアに入った上でアプリを起動し、スマホ画面上に出てくる漢字をスワイプすると、その漢字のモチーフがリアルタイムに光のアートで表現されます。たとえば、「雨」を選べば光の雨が降り、「山」を選べば緑色の山が光で表現されるといった具合です。こういう形で作品に参加できるスタイルは珍しいので楽しい!各自のスマホを使うだけなので、ふつうのハンズオン展示と違って感染リスクも低いですしね。コロナの影響でハンズオン展示が難しい中、こういうインタラクティブな展示は可能性があるな~と思いました。

⑤大人も子供も楽しめる

teamlabのアートは予備知識がなくても楽しめるので子供でもOKですが、より子供たちにとって魅力的なのは「チームラボアスレチックス 運動の森」です。デジタルアートと遊具を組み合わせた空間で、親子で楽しめる空間になっています。たとえばトランポリン「ポヨンポヨン宇宙」。以前は子供10人くらいが思い思いに飛び跳ねていましたが、今はコロナ対策で2~3人ずつの案内となっています。

スタッフさんから指定された場所で飛び跳ねると、そこから惑星やブラックホールが生成する仕組み。コロナ前は30分待ちになるようなアトラクションでしたが、今回は入場制限のおかげで3分待ち程度で体験できました。そのほかにも滑り降りると光の花火が上がる滑り台、自分の描いた絵が光のアートとして表示されたり、動く動物を追いかけて踏むと花が咲いたり…と体験型のデジタルアートが盛り沢山。子供たちに大人気でした。

※このエリアは、ヒールのある靴では入場できません。スニーカーなど、動きやすい靴で行くことをお勧めします。

⑥EN TEA HOUSEでアート抹茶体験

「チームラボアスレチックス 運動の森」の手前にひっそりと佇むのが、EN TEA HOUSE。現代風茶室のような雰囲気を醸し出す、不思議な空間です。暗い部屋の中に、畳のような質感のテーブルが置かれています。受付でお茶の種類を選び、茶葉を受け取ると、テーブル席に案内されます。少し待つと、抹茶が運ばれてくるのですが、ここから一気にteamlabのデジタルアートの世界が炸裂します。

抹茶の表面の白い泡に、光の花が咲くのです。そして、一口飲むために茶碗を持ち上げ、再びテーブルに下ろすと、花びらが周囲に散っていきます。お茶を飲むために器を上げ下げする中で、どんどん光のアートが周囲に広がっていくのです。これ一体どういう仕組みなんだろう?と思って色々実験してみました。器をテーブル上のあちこちに動かしても、きっちり器の上に花が出現しました。しかし、お茶を飲み終わってしばらくすると花が出てこなくなりました。…ということは、抹茶の白い泡に反応して花が出現し、茶碗を動かすことで中断されると次のモチーフが現れる仕組みになっているのではないか…?というところまでは想像できましたが、実際どういう機構になっているんでしょうね。不思議な体験でした。

TEA HOUSE内は座席数がかなり制限されている上にとても空いていたので、ゆったりと楽しむことができました。

4.おすすめの服装

今回teamlabの施設を堪能してみて、服装に気をつけたほうが良いなと感じたのでまとめておきます。

①マスク必須(3歳以下を除く)

コロナ対策でマスク着用が必須になっているので、忘れないよう注意しましょう。

②女性はスカートを避けた方が無難


↑このように、床面が鏡張りになっている展示がいくつかあります。スカートの中が見えてしまう可能性があるので、パンツスタイル推奨です。床面が鏡張りになっている展示では腰布の貸し出しがあるようですが、コロナ対策を考えると共用の貸し出し物品はできるだけ使わないほうが無難です。

③ヒールの靴は避け、フラットシューズやスニーカーで

特に「チームラボアスレチックス 運動の森」では床面に起伏や足場の不安定な場所があるので、足元が不安定な靴(ヒールの高い靴など)では入場できません。アスレチックシューズの貸し出しはありますが、コロナ対策を考えれば借りずに自前で済ませたほうが安心です。また、運動の森に行く予定がなくても、施設内は大変広く長い距離を歩くこと、2階へ上がるエスカレーターがコロナ対策で使用禁止になっており、階段の昇り降りがあることを考えるとスニーカーなどの歩きやすい靴で行くほうが良いと思います。

5.新型コロナウイルス対策

今回行くにあたってしっかりとした新型コロナウイルス対策が行われているか気になっていたのですが、施設側では十分な対策がとられていたと思います。

・入場制限(=入場日時指定予約制、館内人数を通常時の半分以下に)
・サーモカメラによる検温
・館内に抗ウイルスコーティング
・除菌剤による巡回清掃
・換気の徹底
・入館時およびハンズオン展示でのアルコール消毒義務づけ
・スタッフのマスク・フェイスガード着用義務づけ
・トイレでのジェットタオル使用禁止、ペーパータオルとアルコール消毒薬設置
・対面カウンターでのアクリル板設置
・待機列でのソーシャルディスタンス確保
・一部作品を利用休止に
・スタッフの健康観察
・感染者が発生した場合、情報を公式ウェブサイトで公表
・体調不良の場合は、チケットの払い戻しを可能に
(詳細は公式ホームページ;https://borderless.teamlab.art/jp/#information

また、来館者には下記の感染防止策への協力が求められています。

・以下に該当する方には、入館をご遠慮いただきます。
– 風邪症状がある方や体調に不安がある方、気分がすぐれない方
– 2週間以内に外国から帰国または渡航履歴のある方、および該当者と濃厚接触がある方
– 2週間以内に発熱・咳などの症状があった方
– ご入館前の検温にて37.5℃以上の発熱のある方
・入館中は必ずマスクの着用をし(3歳以下を除く)、咳やくしゃみをされる際は「咳エチケット」にご協力ください。
・手洗い、手指消毒を徹底していただきますようお願いいたします。また、入館口にアルコール消毒・使い捨てビニール手袋をご用意しておりますのでご利用ください。
・他のグループと十分な間隔を空けて鑑賞いただきますようお願い申し上げます。
・運動の森ではお足元が不安定な靴でのご入館をお断りしております。
(アスレチックシューズの貸出コーナーがございますが、運動靴のご持参を推奨しております)
(公式ホームページ;https://borderless.teamlab.art/jp/#informationより引用)

施設側はしっかり対策してくれているので、来館者である私たちも上記の点については気をつけて利用したいですね。ちなみに、わたしが個人的に行っている対策は下記の記事にまとめています。

大塚国際美術館 展示風景(筆者撮影)

東京緊急事態宣言日記24:博物館・美術館の感染予防ガイドラインに協力するために、ユーザーができること

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、時期によっては各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。あらかじめ最新の情報をチェックしておきましょう。また、感染リスクはゼロではありませんので、各自でしっかりと感染予防策をとりましょう。特にご自身やご家族が新型コロナウイルスのハイリスク集団に当たる方(高齢者、持病のある方等)は、訪問にあたって慎重に判断されることをお勧めします。

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM
EPSON teamLab Borderless

所在地:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン 2階
公式サイト:https://borderless.teamlab.art/jp/