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東京・上野の東京国立博物館(愛称はトーハク。公式サイト:https://www.tnm.jp)。仏像、刀剣、陶磁器、日本画、甲冑、浮世絵、埴輪、青銅器…などなど幅広い分野をカバーする見きれないほどの常設展示と企画展で、国内外からの観光客で賑わっています。所蔵品が多く週単位で展示替えが行われているため、何度行っても違うものが見られるのが魅力。私も頻繁に通っています。毎週金曜・土曜は夜間特別会館で夜21時まで開館しており、金曜の仕事帰りや土曜の夜、日中の予定を済ませた後でも立ち寄れて便利。特に17時を過ぎると日中よりも人が少なくなるため、ゆったりと展示を見られていいのです。
トーハクではこの夏、期間限定でビアガーデン「トーハク BEER NIGHT」を開催するということなので、これは行くしかない!ということで行ってきました。
(公式サイト:https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=past_dtl&cid=5&id=10128)
期間限定・トーハク BEER NIGHT の魅力
開催は、2019年7月26(金)~7月27日(土)の2日間限定で、営業時間は15時~21時。
↑こちらはトーハクBEER NIGHTのチラシ。デザインが可愛い。開催中の三国志展にちなんで、劉備・関羽・張飛がビールで乾杯して義兄弟の誓いを立ててます。(三国志最初の名場面、桃園の誓いですね)奥には三国志の英雄が世に出る前、暴力と略奪を繰り返して世を乱していた黄巾族もちゃっかりビールで乾杯。その隣では上野のパンダもジュース飲んでるし…。このチラシを見て、「何だか楽しそう!」と俄然行く気が湧いたのでした。実際に行ってみると展示と季節を楽しむ仕掛けが満載で、これは2日間と言わず毎週開催して欲しいなあと思ったのです。
展示&屋外で飲む冷たいビール。一石二鳥なおトク感。
トーハクはとにかく広い。広大な敷地内に展示館が複数あるうえに、ひとつひとつの展示館がそれぞれ巨大な展示スペースを持っています。常設展示だけでも相当な広さなのに、特別展会場にも大規模な展示スペースを擁しており、すべて見ようと思えばまる1日かかるでしょう。興味あるところだけをちょっとずつ見ようと思っても、広い敷地内を歩き回るだけで結構疲れるもの。
展示を見るのは楽しいけれど、夏の暑さはちょっとこたえる…。こんなとき、ああ冷たいビール飲みたい…と思ってしまうのが人情です。トーハク BEER NIGHTはそんなわたしのわがままな欲望にきっちり応えてくれました。
特別展「三国志」が開催されている平成館前の広場に、テーブルと椅子が並び、ドリンク&フードを提供するキッチンカーが並んでいます。ビールは生ビールや瓶ビールを含め6種類ほど。キッチンカーも5台ほど出ていました。16時半ごろ行ったのですが、結構な人気ですでにテーブル席はいっぱい。席を確保するまでに少し待たなければなりませんでした。
特別展「三国志」にちなんで、三国志ワールド全開!
↑こちらが当日のメニュー。三国志にちなんで、中国ビール・青島ビールの瓶ビールが飲めました。よく冷えていておいしい!フード類も中華料理系が多かったですね。担々麺、餃子、中華風チャーシューや、豚の角煮まんなど。スパイシーなピリ辛の料理が多く、ビールが進む進む。流行りのタピオカもありました!まさか博物館でタピれるとは…。
会場BGMは三国志の名場面、赤壁の戦いをテーマにしたハリウッド映画「レッドクリフ」のテーマ曲。展示を見た後も、三国志ワールドにどっぷり浸れます。展示の余韻を楽しめる名企画でした。
そして、夏の夜の大敵、蚊を撃退するための蚊除けスプレーも貸していただけました。ホスピタリティに感謝です。
博物館でビアガーデンって流行るのでは?
トーハクのファンでありビール好きであるわたしにとっては、天国のような企画で大満足だったのですが、ひとつ残念なのは2日間しか開催されていないこと。採算の問題か、あるいはセキュリティ面の懸念でしょうかね…。8月中、開催日をもっと増やしてくれればリピートするのになあ。また来年に期待です。
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