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徳島県鳴門市にある大塚国際美術館。美術館口コミランキングの上位に常にランクインされ、連日多くの入館者で賑わっています。大塚国際美術館には、世界中の名画を精巧に複製した複製画が1000点あまり展示され、鑑賞ルートは合計4キロメートルにも及びます。したがって、いろいろと工夫して館内を効率よく回ったとしても、どうしても2~3時間は滞在してしまいます。そのうえ、館内が果てしなく広いため、見ているうちにお腹が空いてきたり、歩き疲れて一息つきたくなってしまうもの。そこで、館内にあるカフェやレストランの情報についてまとめたいと思います。
1. 大塚国際美術館のレストラン、カフェの全体像
大塚国際美術館は、入口を入ると長いエスカレーターを上って展示スペースに向かっていきます。エスカレーターを上りきって、総合案内やミュージアムショップなどがあるスペースが地下3階。入口が1階ではなく地下3階なので一瞬「あれっ?」と思いますが、これは山をくりぬくようなかたちで美術館が作られているから。展示スペースのほとんどが地中に埋まっている設計になっています。
そこから地上2階までの広大なフロアに展示がところ狭しと並んでいます。館内は想像を絶するほど広いので、各フロアに分散してカフェやレストランが設けられており、館内を回っている途中でもどこかしら休憩することができて助かります。
カフェ、レストランの全体像を示したマップはこちらです↓。
それぞれのカフェやレストランにはそれぞれ特徴があって、どこも魅力的なんです。
2. 各階にあるレストランやカフェは、それぞれアートにちなんだコンセプトがあって楽しい
世界中のアートの殿堂・大塚国際美術館は、館内のレストランやカフェにもこだわっています。アートにちなんだコンセプトで作られていたり、名画をイメージしたメニューが用意されていたりと、まるで美術テーマパークのようです。
①地下3階 カフェ・フィンセント
地下3階は、総合案内やミュージアムショップ、米津玄師さんが紅白歌合戦で使用したことでも有名になった、システィーナ・ホールがあるフロア。ここには、カフェ・フィンセントがあります。「フィンセント」はポスト印象派の巨匠・ゴッホのファーストネーム。ゴッホが暮らしたフランス・アルルの家が再現されたカフェです。ゴッホといえば、有名なのは「ひまわり」の連作。その「ひまわり」にちなんで、カフェ・フィンセントはひまわりの花に囲まれ、黄色の壁に囲まれた空間になっています。
ここで食べられるのは、スムージーやコーヒーなどの飲み物や、スイーツ、軽食などです。写真を撮り忘れたのですが、名物は直径12cmの巨大なプリン「ゴッホの大きな黄色いプリン」。ひとりではとても食べられない量なので、グループでひとつ頼んで、みんなで楽しく食べるといいと思います。
メニューは公式サイトから:https://o-museum.or.jp/publics/index/502/
カフェ・フィンセントは出口の近くにあるので、バスの時間を待つ間に休憩がてら寄ったり、待ち合わせに使ったりするのもオススメです。
②地下2階 カフェ・ド・ジヴェルニー
さらにフロアを1つ上った地下2階には、開放的なガラス張りの窓から庭園を臨むカフェ・ド・ジヴェルニーがあります。店名の由来になっている「ジヴェルニー」とは、パリ郊外の地名で、有名な「睡蓮」を描いたモネの自宅があった場所。モネは自宅の庭園の池に日本風の太鼓橋をかけ、池に浮かんだ睡蓮の絵を描きました。大塚国際美術館では、モネの「睡蓮」の絵だけではなく、庭園の池や橋まで展示するなど、徹底した再現展示が行われています。
このカフェ・ド・ジヴェルニーは睡蓮の池とモネ作「睡蓮」の展示が窓から見えるように作られ、ここでのんびりしているとまるでモネの邸宅に遊びに来たような錯覚を覚えます。
こちらのカフェでは、終日フードメニューが提供されているほか、スイーツも充実しています。メニューはこちら。
ランチを食べるだけでなく、館内を歩き疲れて甘いものが欲しくなった時にもぴったりです。
私はこちらで昼食をとりました。徳島の地鶏である「阿波尾鶏」のチキンカツ丼と、メロンパフェがおいしかった!
公式サイト:https://o-museum.or.jp/publics/index/26/&anchor_link=page26#page26
③1階 レストラン・ガーデン
大塚国際美術館の1階には、広い芝生に覆われた庭園があり、風光明媚な鳴門海峡の自然を楽しむことができます。
この庭園に面した場所に、レストラン・ガーデンがあります。こちらは和食と洋食が用意されており、鳴門海峡の名物である鯛を使用した和食膳やうどんのセット、洋食のランチコースも楽しめます。
洋食のランチコースに「最後の晩餐」というメニューがあるのが、大塚国際美術館らしいですね。ワインとパンが添えられており、ランチを楽しみながら、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」の世界に入っていけるような気がします。
公式サイト:https://o-museum.or.jp/publics/index/25/&anchor_link=page25#page25
3. 混雑時には、臨時で特設レストランができることも
年末年始やお盆、連休など、多数の来館者が見込まれるときには、上記のレストラン以外に臨時で特設レストランが設置されたり、館内でお弁当が販売されたりと、ランチ難民が生まれないように美術館側も工夫をされています。臨時で開設されるレストランの情報は、大塚国際美術館のTwitter公式アカウント(https://twittter.com/OtsukaMuseum/)でつぶやかれていますので、訪問する際にはぜひチェックしてみてください。
アートの世界を再現したレストランやカフェでも楽しませてくれる、大塚国際美術館。来館の記念にこれらのレストランを訪れてみてはいかがでしょうか。
私は5年連続年1回訪れているリピーターなのですが、毎年訪れていてもまだすべての作品を見ることができていません。そこで、回り方や所要時間、アクセス等の情報は下記の記事にまとめています。
ファンになり、毎年訪れるようになった理由はこちら↓