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金沢21世紀美術館とは
金沢を観光するなら外せないスポット、金沢21世紀美術館。日本の美術館入場者数ランキングで毎年全国3位以内にランクインしている、大人気の美術館です。なにそれ有名なの?という方でも、この展示作品ならどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
レアンドロ・エルリッヒ作「スイミング・プール」です。
その魅力については別記事にまとめていますが、大人も子供も、美術の知識がなくても楽しめて、インスタ映えする写真が撮れるということで、これを見るために多くの観光客が押し寄せています。他にも、親しみやすいアート作品を多数展示しており、肩肘張らずにアートに触れられる場所として本当にお勧めです。
ただし、その魅力ゆえに多くの観光客が訪れ、特に週末や大型連休には混雑がひどくて十分に展示を見て回れない…という問題も起こってしまいます。私が週末に訪れた際にも、チケットの購入だけで60分待ち、そして展示作品でも長蛇の列でした。これでは他に行きたいところがあっても行けなくなってしまったりと、観光スケジュールにも影響が出てしまいますよね。金沢21世紀美術館は大人気なので、週末や連休に訪れる場合はどうしても来館者数が多くなりますが、チケットの購入方法、展示の回り方、時間帯を工夫することで混雑を避け、ストレスフリーに楽しむことができます。そこで、私が実際に現地で実践して成功した方法を紹介しつつ、回り方や楽しみ方をまとめていきたいと思います。
Index
1-2.展示作品はどこに?有料ゾーンと無料ゾーンの違いとは?
1-3.大人気作品「スイミング・プール」の地上部・地下部の違いを理解しておこう
1-4.有料ゾーンの展示作品
2.所要時間と回り方のポイントは、「スイミング・プール」の混雑対策と攻略
2-2.ステップ2:館内に持ち込めない荷物はあらかじめ預けておく
2-3.ステップ3:開館前にスイミング・プール(地下部)に通じる入口に並び、開館と同時に真っ先にスイミング・プールへ向かう
2-4.スイミング・プールを攻略したら、ほかの作品をじっくり味わおう
3.まとめ
1. 金沢21世紀美術館の立地と、作品の展示場所
1-1. 金沢21世紀美術館の立地と、建物の構造
まず、金沢21世紀美術館の立地と、主な展示作品を示した下図をご覧ください。
左上に金沢市市街地の概略図を示しています。金沢21世紀美術館は、中心部である香林坊と、主要な観光地である金沢城&兼六園に囲まれた場所にあり、観光スケジュールに組み込みやすい便利な立地となっています。
金沢21世紀美術館の敷地図を大きな図で示しています。建物は円形をしており、芝生と遊歩道に囲まれています。入口は東西南北方向に4箇所あり、どこからでも入ることができますが、チケット売場があるのは正面入口だけです。
1-2. 展示作品はどこに?有料ゾーンと無料ゾーンの違いとは?
金沢21世紀美術館では、屋外・屋内の無料ゾーンにある展示作品は入館料を払わなくても見ることができます。図中、薄紫色の場所が有料ゾーンですので、それ以外の場所にある作品であれば無料で見られます。無料ゾーンの主な展示作品を上図に番号で示しています。
- カラー・アクティビティ・ハウス(オラファー・エリアソン作、2010年)
- アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3(フロリアン・クラール、2004年)
- まる(妹島和世+西沢立衛/SANAA、2016年)
- ラッピング(LAR/フェルナンド・ロメロ、2005年)
- ブルー・プラネット・スカイ(ジェームズ・タレル、2004年)
- 市民ギャラリー
※⑤、⑥は屋内に展示
※スイミング・プールの地上部は、2019年4月1日から有料での鑑賞となりました。
1-3. 大人気作品「スイミング・プール」の地上部・地下部の違いを理解しておこう
ここでの一番人気の作品は、やはり「スイミング・プール」なのですが、この作品は地上(水上)と地下(水中)両方から楽しめるのが大きな魅力です。ここで注意が必要なのは、地上と地下、両方入場料を払わないと見ることができないことと、地上部分は天候によって鑑賞に制限があることなんです。
- 地上部→有料なのでチケットが必要。降雨時・降雪時は見られない
- 地下部→有料なのでチケットが必要。ただし、天気関係なく見れる
とにかくスイミング・プールを見たい!という場合には入館チケットを購入する必要があります。
1-4. 有料ゾーンの展示作品
そのほか、有料ゾーンでは下記の作品が見られます。スイミング・プール以外は写真撮影ができないため、公式サイトへのリンクを張っておきます。
- スイミング・プール(地上部・地下部)
- L’origine du monde(アニッシュ・カプーア、2004年):謎の黒い楕円。これ一体どういう仕組みなの?!ブラックホールのように吸い込まれそう…。
- 雲を測る男(ヤン・ファーブル、1998年):天井に目を向けると、空を仰ぐ銅像が!
- 緑の橋(パトリック・ブラン、2004年):壁面緑化で作られた緑のトンネル!
- あなたは自分を再生する(ピピロッティ・リスト、2004年):化粧室内のアート作品
- 企画展:特定のテーマに沿って外部の機関から美術品を借りて実施するテーマ展示(常に同じ展示ではなく、年に数回変わる)。
2. 所要時間と回り方のポイントは、「スイミング・プール」の混雑対策と攻略
「金沢21世紀美術館を見るのに何時間かかるのか?」という質問に対する答えは、「スイミング・プールにどのくらい並ぶかによって決まる」です。なぜなら、行列の並び具合によって待ち時間が変わり、それによって所要時間も大きく影響を受けてしまうからです。
金沢21世紀美術館を快適に楽しむ方法は、大人気で混雑する作品「スイミング・プール」をどう攻略するかにかかっています。特に週末はプールの地下部で写真を撮りたい人が大行列を作ってしまい、1時間を超える待ち時間になることも…。その他の作品はあまり混雑しないため、自分の都合に合わせて鑑賞時間を調節できるのですが、「スイミング・プール」だけで多くの時間を使ってしまうと、ほかの観光スケジュールも狂ってしまいます。
そこで私は、できるだけ行列に巻き込まれずにスイミング・プールを攻略する計画を立て、成功することができたのでその方法を書いておきます。
それはズバリ、「早朝一番、開館と同時にスイミング・プールの地下部に入る」という方法です。朝一番であれば行列が最小限になるため、待ち時間が最も少なくなるのです。これを実行するためには、事前に知っておくべきことがあるので下記をチェックしてみてください。
2-1. ステップ1:事前にコンビニでチケット購入
まず、美術館の受付で入館チケットを購入しようと思うと、週末など混雑する時期はあっという間にこんな大行列になります。チケット購入だけで60分待ちなんてことも。↓
この行列に巻き込まれないために、チケットは事前に購入しておくことが必須です。少し割高になりますが(大人1000円~1500円くらい)、コンビニ(ローソン・ファミリーマート)で企画展のチケットを購入しておくと、チケット購入の行列に並ばずにスムーズに入場することができます。
2-2. ステップ2:館内に持ち込めない荷物はあらかじめ預けておく
さて、チケットもあるし入場しよう!と思っても、係員の方に止められてしまう場合があります。それは、リュックを背負っている場合や、傘を持っている場合です。美術館では作品保護のため、リュックや傘は展示スペースに持ち込めません。館内には傘立てやコインロッカーがありますので、事前に荷物や傘は預け、身軽な格好で入場口へ向かいましょう。
2-3. ステップ3:開館前にスイミング・プール(地下部)に通じる入口に並び、開館と同時に真っ先にスイミング・プールへ向かう
正面入口を入ると、ガラス張りになっている中庭にスイミング・プールが展示されているのですが、その両側に2つの入口があります。正面向かって左側の入口(下図)が、スイミング・プール地下部の入口です。チケットを事前に購入し、荷物を預けて身軽になった状態で、左側の入口に開館時間前から並んでおきます。
そして、開館時間になったら係員さんにチケットを見せ、「レアンドロのプール」という案内標識に従い、真っ先にスイミング・プール地下部へ向かいます。(階段を降り、薄暗い通路を進んでいきます)朝一番だと全く人が並んでいません。
到着しました!
しかし私たちがプールから出るとき、すでに長蛇の列ができていました…。先手必勝です。
2-4. スイミング・プールを攻略したら、ほかの作品をじっくり味わおう
最も混雑するスイミング・プール地下部を攻略したら、プールの地上部へ行ってみたり、有料ゾーンの常設展示や企画展を見たり、屋外の作品を見たりと、観光スケジュールの許す限り楽しみましょう。金沢21世紀美術館の展示作品は、美術に関する専門知識がなくても気軽に楽しめる作品が多く、普段は美術館へ行かないという方にもオススメ。建物を取り囲むように屋外にも作品が展示されていますので、見逃さないように、建物の外もぐるっと一周してみてください。
3. まとめ
金沢へ行ったら、是非とも訪れておきたい金沢21世紀美術館。事前に混雑対策を考えておくと、ストレスフリーに楽しめます。ポイントをまとめるとこちら↓。
- 金沢21世紀美術館には、無料で見られる作品も多くある。まずは見たい作品を考えておき、有料ゾーンの作品を見るかどうかあらかじめ決めておく。
- 「スイミング・プール」は地上部・地下部ともに有料。有料ゾーンの作品を見たい場合は、事前にコンビニで企画展のチケットを買っておく。
- 当日、開館時間前に美術館へ。チケットを持ち、傘や荷物を預けて身軽になった状態で、「スイミング・プール」地下部へ通じる入口に並ぶ。開館時間と同時に、「スイミング・プール」地下部へ直行する。
- その後は観光スケジュールや興味に応じて、自由に屋外・屋内の作品をゆっくり楽しむ。
※なお、作品の修復などにより展示を行っていない時期もあります。展示状況については、公式サイトを確認してから行くことをオススメします。
これから行かれる方のお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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