大塚国際美術館の楽しみ方:所要時間と回り方、アクセス、オススメのホテル情報。米津玄師ファンの聖地へGO!

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行ってみたい美術館ランキングで常に上位にランクインし、不動の人気を誇る大塚国際美術館(徳島県鳴門市)。大塚国際美術館の何がスゴイのか、見どころはどんなところかは別記事にまとめましたが、今回は年1回ペースで大塚国際美術館を訪れる私が、行き方や、楽しみ方についてまとめたいと思います。

先日の紅白歌合戦で、米津玄師さんが圧巻のパフォーマンスをしたことでも有名になりましたね。米津玄師さんがパフォーマンスした場所は、大塚国際美術館のシスティーナ・ホールです↓。

米津玄師さんが紅白でパフォーマンスを行った、大塚国際美術館 システィーナ・ホール(筆者撮影)

米津玄師さんが紅白でパフォーマンスを行った、大塚国際美術館 システィーナ・ホール(筆者撮影)

ヴァチカン市国にあるカトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂内にあるシスティーナ礼拝堂を完璧なクオリティで実物大複製した空間です。名曲”Lemon”の世界観にピタリとハマる荘厳な場所でしたね。

大塚国際美術館は、敷地および展示スペースが非常に広く、所蔵点数1000点以上、鑑賞ルートの距離は4kmもあるため、1日ですべて見て回ることは不可能ですし、リピーターである私もすべて鑑賞することはできていない状態です。そこで、どの程度の時間美術館に滞在したいかをあらかじめ考えておくことで、鑑賞ポイントを絞ったり、日帰りにするか宿泊するか効果的に決めたりすることができます。

大塚国際美術館は徳島県鳴門市の風光明媚な場所にあり、すぐ近くには鳴門海峡の渦潮を楽しめる鳴門大橋があります。せっかく徳島まで来たのだから、美術館だけでなく渦潮を楽しみたいと思うのが人情ですが、その一方で大塚国際美術館の入館料は大人ひとり¥3300と、そこそこの値段なので、せっかく美術館に入館するなら主な見どころはしっかり見ておきたいですよね。

そこで、大塚国際美術館の主要な展示をすべて見るには最低どの程度の時間が必要か、というところから見ていきたいと思います。

1. 大塚国際美術館を見るには最低何時間の滞在時間が必要?

大塚国際美術館では、時間に余裕はないけれど主な見どころは押さえたい!という方向けに「モデルコース」を設定しています。地下3階から地上2階までの36展示を見て回るコースです。

モデルコースの詳しい内容は公式ホームページのフロアマップ(http://o-museum.or.jp/publics/index/424/)から見ることができます。

B3階(古代〜中世)→B2階(ルネサンス〜バロック)→B1階(バロック〜近代)→1階・2階(現代・テーマ展示)の順になっており、たとえば下記のような有名作品が鑑賞できるようになっています。

大塚国際美術館 モデルコースで見られる作品の一例。

大塚国際美術館
モデルコースで見られる作品の一例。

左から順に

  • モネの大睡蓮
  • アテネの学堂(ラファエロ)
  • スクロヴェーニ礼拝堂(ジョット)
  • キリスト昇架(ルーベンス、フランダースの犬でおなじみ)
  • システィーナ・ホール(ヴァチカン市国・システィーナ礼拝堂完全再現)
  • 真珠の耳飾りの少女(フェルメール)
  • モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
  • 最後の晩餐(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
  • ヴィーナスの誕生(ボッティチェリ)

パンフレットによれば、モデルコースの所要時間は1時間20分とのこと。すべての主要作品をモデルコースに沿ってまわるとなると、地下3階~地上2階までの相当な距離を歩くため途中で休憩を挟む必要もありますし、ミュージアムショップでの買い物も楽しみのひとつなので、休憩・買い物時間も合わせると最低2時間程度は必要だと思います。それでもかなりの強行軍です。

主要な作品を見たい。かつ、それに加えて好きな画家の作品をじっくり見たいとなると、到底2時間では足りず、3時間くらいは必要になってきます。館内にはレストランやカフェも充実していてランチも楽しめますし、アート好きの方なら1日過ごせると思います。館内のレストラン・カフェの情報はこちらをチェック↓

大塚国際美術館のランチスポット、レストラン、カフェを徹底解説。アートとコラボしたミュージアムカフェで、おいしくアート体験。

2. 大塚国際美術館へのアクセス、宿泊先

徳島への交通機関

関東方面から徳島への交通機関は、飛行機が最も便利です。羽田空港から徳島阿波おどり空港までは所要時間1時間20分程度で、JAL便だけで7往復(概ね2時間毎)、ANA便も4往復と、かなりの便数が飛んでいます。徳島阿波おどり空港から大塚国際美術館までは、路線バスで30~40分程度。(徳島バス、鳴門公園行きで「大塚国際美術館」下車。時刻表はこちら

路線バスの本数が少なめなので、レンタカーを借りるのもひとつの方法だと思います。

日帰りではなく、宿泊がお勧め

飛行機の本数もそこそこあるので、早朝便出発、夜便到着にすれば、関東から日帰りで訪れることも可能です。しかし、移動時間が往復6時間かかる上に、美術館内でも3時間で一気に鑑賞することになるので、相当な強行軍です。おそらく日帰りの場合は美術館以外を訪れることはできないので、交通費をかけてわざわざ徳島へ行ったのに、美術館の他に何も見られないというのはちょっと寂しいですよね。関東から訪れる場合は、宿泊されることをお勧めします。

大塚国際美術館へ行く際にオススメのホテルは?

ホテルの立地から選ぶことになりますが、選択肢としては2つあります。下記の地図をご覧ください。

大塚国際美術館アクセスマップ

大塚国際美術館アクセスマップ

  1. 大塚国際美術館近隣の高級感あるリゾートホテルエリア(大塚国際美術館のある「大毛島」のホテル):近隣には、鳴門大橋~淡路島の絶景が楽しめるリゾートホテルがあります。周囲に飲食店が少ないエリアになりますが、温泉があるホテルも多く、ホテル内でゆったりと時間を過ごしたい方にお勧めです。代表的なホテルは、アオアヲナルトリゾート(旧ルネッサンスリゾートナルト)やリゾートホテル モアナコースト〜全室露天風呂付き 大人の隠れ家〜です。
  2. 鳴門駅周辺のエリア:ビジネスホテルや旅館、民宿など、多様な宿泊先があります。飲食店も多くありますので、鳴門の街を味わいたい方にお勧めです。夏に行く場合は、鳴門市阿波踊りの会場に近いので、阿波踊りを見るにはもってこいです。

私のオススメは、アオアヲ ナルト リゾート(旧:ルネッサンス リゾート ナルト)です。リピートしている理由を書きました↓

アオアヲ ナルト リゾート (2019年に筆者撮影)

大塚国際美術館のホテルには、アオアヲ ナルト リゾート(旧:ルネッサンスリゾートナルト)をお勧めする4つの理由

せっかくだから「鳴門の渦潮」も楽しみたい!

大塚国際美術館から渦潮が見られる鳴門公園周辺へは1.2km程度(路線バスで3分程度)ですので、こちらもぜひ立ち寄るのがお勧め。

「渦の道」はスリル満点!真下に鳴門の渦潮が。

「渦の道」はスリル満点!真下に鳴門の渦潮が。

↑こんなふうに、大鳴門橋の遊歩道「渦の道」ではガラス張りの床からド迫力の渦潮を見られます。

船が苦手でないなら、観光船に乗って間近で渦潮を見るのもいいですね。渦潮の大きさは潮の満ち引きで変わってきますので、ぜひ潮見表(https://www.uzushio-kisen.com)を確認して、大きな渦潮の時間帯に見に行くことをお勧めします。

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